至福の1日


昨日の残りの鍋と雑炊、大根下ろしと三杯酢のジゴボウ…。
ティファニーよりはるかに優雅な朝食を、たっぷり10時半まで時間をかけていただいた。


バスに乗って紅葉見物も考えたけど、やっぱり昨日マッタケをゲットしたので、本日もマッタケ狩りに行くことにした。
柳の下に二匹目のドジョウならぬ、ツガの下に二本目のマッタケを簡単に見つけることはできるとも思わなかったけど、それはそれ(っていうか、下心MAXだったけど…)。


奥田ヘッドは、林の中に入るやいなや、鉈を取り出して立派な杖を作ってくれた。

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以前にも出かけたことのある、滝の近くの急斜面。

写真で急さが伝わるかなぁ?

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いきなり、N島さんがそれらしきキノコを発見したので、ロープを使いながら慎重に下る。
キノコ狩りで転滑落による死亡事故が続いているけど、その大部分はツガマツタケ狙いだと思う。
近づいてみると、ザンネンながらまったく別のキノコ。
その後も2、3ヶ所降りてみたけど、全部空振り。


ジゴボウを拾いつつ、もう少し奥へ移動。
今度は奥田ヘッドが発見!
ロープなしでもなんとか降りられそうな斜面。
降りていくと、なんと4本!! 並んで生えていた。

その上にもさらにもう一本!!
近づいただけで、マッタケの薫りが漂ってくる。

大興奮で収穫した後、生えているところの写真を撮るのを忘れたことに気づいた。

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なんと、本日は5本ゲット!


マツタケを入れたカゴをN島さんに渡すと、薫りがぷーん。
目をつぶってても、その薫りで後を付いて行けそうなぐらいだ。
写真で香りを嗅いでいただくことができないのがザンネン。


帰りは、本日オープンのバウムクーヘンのお店に寄ろうと思っていたのだけど、そんなもんすっ飛ばしてやぐらに戻る。
お母さんがマッタケご飯を炊いてくれると言うので、一同大喜びで下ごしらえをはじめる。
水で洗ったりせずに、濡らしたキッチンペーパーで、くっついた葉っぱやゴミを丁寧に拭き取る。
金気を嫌うので、包丁は使わずに手で裂く。
指先にマッタケのにおいが染みつく。

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ご飯が炊き上がるまで、三本滝へ紅葉見物に行く。
さっき、マッタケを採りにあの急斜面を上り下りしたときはなんともなかった右足が、今度はしびれて言うことを聞かない。
ストックに頼りながらゆっくりゆっくり歩く。

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カップルの男性の視線や左手がビミョーだけど…。

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戻ってきたら、やぐら中にマッタケの薫り。

ツガマツタケの香りはアカマツに生えるフツーの松茸よりはるかに強いような気がする。
においが伝わらないのが、重ね重ねザンネンでならない。

 

マツタケご飯とジゴボウの味噌汁の最強タッグ。

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みんなでいただきます!!

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そして、ご馳走さまでした。
思わぬ大満足の二日間。
でも、こう見えて意外に心配性の私は、すでに来年のキノコが心配でならない。