人と比べる、ということ

今回アキレス腱を切って、ほとんど痛かった記憶がない。
手術をして麻酔が切れた直後だけ、ほんの少し痛かった程度だと思う。
が、それはひょっとして万人に共通の感覚なのだろうか?
退院した後、週に3回、今は週に2回通院しているが、行くたびに担当のお医者さんから「痛みは?」と聞かれる。
ということは、「痛い」と感じてる人もいるのかもしれない。
しかしながら、果たして、私が痛みに強いのかと言われると、甚だ疑問である。
入院前に鼻の穴に棒を突っ込まれて細菌の検査をされたときには、逃げ出したくなるぐらい痛いと思った。
それぞれの人がどれぐらい「痛い」と思っているのか、客観的に比べてみたいと思う。
ま、元々主観的な感覚を客観的に比べるなんて、どだいできっこない話なのかもしれないが…。


「疲れた」という感覚も同じだ。
私は小学校に入ってから多分大学まで、自分の学校やクラブの中で、他人より速く走れたほうである。
だから、体力があると思われがちだが、本当にそうなのだろうか。
確かに走るのは速いかもしれないが、その分、私はかなり「疲れる」のである。
山スキーや山登りも同じ。
「先生は強いから」なんて言われるが、とてもそうだとは思えない。


今朝、30分ストレッチをして、1時間あまり歩いた。
そうしたら疲れてしまって、昼食後1時間あまりぐっすり眠り込んでしまった。
ケガをして体力が落ちてるからではない。
あえて言うなら、気力の問題はあるかもしれないが、私の体力はそんな程度のもんなんだと思う。