一極集中について

昨日の続き…。


首都圏への一極集中が問題だ。
とは言っても、私の場合、災害時のリスクや首都圏に住み人々の住環境を思ってのことではない。



ただただ、東京がキライなのである。
東京はズルいと思う。



私を含め、私の住む菅平は観光と農業で成り立っている。
そのどちらも、多くの収入を首都圏に依存している。
東京のことを悪く言うのは得策ではないことはわかっている。


でも、しかし、キライなものはキライなのだ。


あれだけの騒ぎをしながら作った成田空港を、羽田が大きくなったら羽田のほうが便利だからもういらない、と言う。
自分たちが出したゴミを地方に処理させる。
自分たちが使う電気を作るために、地方に原発のリスクを負わせる(もちろん、原発を誘致した地方にもそれなりの利益があったこともわかっている)。
電気が足りなくなっても、都市機能が混乱するからという理由だけで、23区内は停電もしない。


政治と行政と経済を一手に握っているのをいいことに、やりたい放題だ。
多数の論理でどんどん東京は便利になり、豊かになり、そしてますます人が集まり、力を持つ。


東京への一極集中をなんとかせねばならない。
しかしながら、橋下大阪府知事や河村名古屋市長を支持するわけではない。
彼らは、地方自治の名の下に、大阪や名古屋を第2の東京にしようとしているだけだ。


だから、今こそ東北である。
経済の中枢を強制的に移転させることなど不可能な現在、政治と行政を東北へ。


国会議員たるもの、東京に居て、まったく汚れもしない作業着をパフォーマンスのためにだけ着て、「復興支援」などと他人事のように口にしている場合ではないのだ。
自分たちが東北へ行け!


それこそ、劇的な復興と首都圏の一極集中問題を解決する切り札になるのだ。