この３日間はそこそこ好天に恵まれている（ま、パウダー狙いの場合、「荒天に恵まれる」が正しいかも!?）ようで、実はそうでもない。
今日も朝からピーカン、と思っていたら、強風のためロープウェイが運休だという。
酸ヶ湯から大岳の避難小屋まで登り、箒場岱へ降りるコースになるという。
ロープウェイを使わずに酸ヶ湯から登るのは、八甲田へ来て初めての体験だ。
大岳の避難小屋まで、ゆっくり歩いて３時間ほどらしい。
ふつうの山スキーなら、ごく当たり前に歩かなければならない時間だから、覚悟を決めて歩き出した。
ロープウェイと送迎のバスのおかげで、いつもはおいしいとこ取りをしている八甲田の山スキー。
だけど、たまには歩いてみるのもいいもんだ。
いつもはただ通り過ぎているだけの場所で、ここにもこんないい斜面があったんか、と小さな発見がある。
隣の急斜面をすごい勢いでウサギがかけていく。
大岳まで登ると風はさほどでもなく、昨日の斜面を気持ちよく滑り、お昼になった。
お弁当を食べた所の後ろにある小岳の斜面（いつもとは反対側）も気持ちよさそうだったので、何人かの生徒さんと登り返した。
本隊は出発してしまったので、ツボ足で15分ぐらいだけ登って急いで降りてきた。
ノートラックで雪質もよく、短いけれど気持ちいい一本だった。
３時前に酸ヶ湯に帰り着き、全員で青森へ向かった。
Ｍ島さんを飛行場で降ろし、浜ちゃんに紹介してもらった「樽」というお店を探して行った。
話には聞いていたが、ここの魚は絶品。
ニシンやサバのお刺身、カニの外子をつけ込んだもの、焼き椎茸は特に美味かった。
未亡人倶楽部（おっと「ゆうぎり」か）も捨てがたいが、こっちもなかなか。
青森はとにかくおいしい街である。
