お天気はいいのだけれど、南風が強くロープウェイが運休。
昨夜から暖かくてロープウェイ山頂駅で気温が0℃。
雪質もよくないだろうということで、酸ヶ湯のツアーも中止になった。
それでもあきらめきれない私たちは、浜ちゃんにルートを聞いて傘松峠に向かう。
こちらは酸ヶ湯付近よりもさらに雪の壁が高い。
ほぼまっ平らなアオモリトドマツの疎林を歩きながら、どこへ登るか考える。
浜ちゃんに聞いてきたのは手前の石倉岳。
その隣の硫黄岳も真っ白でよさそうだ。
雪庇が張り出しているけど、万が一危なそうだったら、南面を滑ればいい。
まずは硫黄岳を滑り、お弁当を食べてから石倉岳に登り返そう。
最後は少し急だったけど、無事登頂。
お腹もすいたので、とっとと滑ることにする。
上ってきた南面は風で少しガタガタしている。
雪庇が張り出している東面は真っ白な一枚バーン。
雪庇の状態を確かめたら大丈夫そうなので、こちらを滑ることにする。
が、これが大失敗。
重いのなんのって、ハンパじゃない。
滑った後は雪がゴロゴロ!? 転がってきて、巨大なアンモナイト状になる。
太ももが異様に疲れた。
昼食後、石倉岳へ登り返す気はすっかりうせ、酸ヶ湯へ戻ってゆっくり温泉に浸かることにした。
今年の八甲田の3日間は1勝2敗、いや中日が最高によかったので甘めに見て1勝1敗1引き分け、ってところか。
青森市内まで戻ってきて、久しぶりに「未亡人倶楽部」!? もとい、「ゆうぎり」に行った。
白魚の踊り食い、アワビのお刺身、アンキモの和え物、透き通ったイカの刺身、毛がに、巨大なホタテの焼き物…、で3500円!!
今日1日のムネンを忘れるほど、青森はやっぱりおいしい。