もう満腹です

恒例のキノコ狩りに行ってきた。
ジゴボウという、表面がナメコみたいにヌメッとしていて、裏が黄色いスポンジのようになったキノコだ。
他のキノコのことはよく分からないので、ひたすらジゴボウだけをとる。
今年は雨が少なくちょっと心配したが、去年も似たような状況で大量に採れたからなんとかなるだろう。


スキー場近くのカラマツの林へ入って行く。

宿のご主人の注意事項もロクに聞いちゃいない。
あっという間に、全員が林の中に消えていってしまった。


初めはなかなか見つからない人が多かったが、一つ見つけるとどんどん見つかっていく。
雨が少ないほうが、大物が腐らずに残っているようだ。


途中、キノコ図鑑に載っているような、見事なベニテングタケも発見!
猛毒のこのキノコを、菅平の人は昔から食べていたというが、ここは写真に撮るだけにしておこう。
雪崩ならともかく、キノコで命を落とすとまだ悔いが残る。



1時間ぐらいの間に、それぞれスーパーのビニール袋いっぱいになるほどのジゴボウが採れた。
写真は採れたキノコのごく一部だ。
その後場所を移動して、来年のための下見もした。
リフト乗り場のすぐ脇のほんの小さな林で、とんでもない穴場を発見した。
普通は、1本見つかると近くに2〜3本あることが多いのだが、ここにはなんと20本以上!
まるで「ジゴボウの隠れ里」だった。


夕食はもちろん、キノコ鍋である。
ジゴボウのダシが鍋中に広がって、ネギもゴボウもナスも絶品の味になる。


酢の物にして、大根おろしでいただくのもイケる。
最後はもちろん、キノコ鍋の雑炊で締める。
あれだけ獲ったキノコを、明日の朝のみそ汁用を残してほとんど平らげてしまった。
ちょっと食休みして散歩に出かける。
私達はここだけでなく、月山へ行っても、NZへ行っても食後の散歩をする。
食事の美味いところでは、とめどもなく食べ過ぎて、そのままでは寝られなくなるためだ。
ま、これじゃ、いくら運動しても痩せるはずはない、か。