流行の枕詞をつけると、私にとって「平成最後の立山」。
初日はガスガス。
ポン太のリクエストで雪の大谷を見学後、雄山前面を1本だけ滑る。
「the Day」は2日目にやってきた。
まだバーンは堅いが、雷鳥沢を順調に登る。
奥大日の向こう側には富山湾が広がり、能登半島までくっきり見える(残念ながら写真ではそこまで写ってないが…)。
別山乗越でお約束の写真を撮って剱御前へ向かって最後の一登り。
剱沢への一本は少々クラスト気味ながら、少しスピードを上げれば快適に滑れた。
快晴ながら風は冷たく、剱を目前にしながらの昼食をそそくさと済ませて登り返し。
日当たりのいい雷鳥沢は最高のザラメになっていた。
この斜面を最も得意とする!? M澤さんの滑り。
この斜面ではM澤さんにやられっぱなしのポン太は
シールを外す前に、ブーツをウォークモードからスキーモードに戻すように、いつも言っているのに…。
気を取り直してその下の斜面でリベンジ。
ブル道をテクテク上がった後は至福のひと時が待っている。
夕食前に廊下の窓から。
真ん中は槍ヶ岳みたいに尖った山のように見えるけど、そんな方向に陽が沈むはずもない。小屋の周りの除雪した雪の壁がそんな風に融け残っていただけ。
最終日は超強風とアイスバーンの洗礼を受けた。
東一の越からタンボ平を下る予定だったけど断念し、御山谷を登り返し。
M澤さんとポン太は室堂からアルペンルート経由で下山。
私は、LAスキースクールの黒川校長先生にお誘いいただき、もう1泊して末廣さんに写真を撮っていただくことにした。
朝イチはガスで真っ白けだったけど、8時前にはすっきり晴れ渡った。
気温が上がり、かなりザクザクの雪になったけど、半日気持ちよく滑らせていただいた(かなり疲れたけど…)。
スキーその他を室堂山荘に置かせていただいて、ほぼ手ぶらで下山。
2日目の剱沢&雷鳥沢、最終日の撮影では、前十字、側副靭帯の切れた右ヒザをほとんど気にすることなく滑れた。
「『へいせい』最後の」の立山が「『じんせい』最後の」立山にならなくてよかった。