北信支部のインストラクターズセミナーで根子岳へ。
菅平だけでなく、竜王や志賀高原、軽井沢のスクールから6名のインストラクター、一般の方も1名参加してくれた。
菅平は晴れているが、弱い冬型のため根子岳には雲がかかっている。
おまけに、昨日は気温が上がり、今朝イッキに冷え込んだものだから、雪面はバリバリのクラスト。
さらに、シール登行が私を含めて5名、テレマークのステップソール(ウロコ板)1名、スノーシュー1名、ツボ足1名と登り方もバラバラ。
うーん、どうなることやら?
9時20分頃奥ダボスのリフト降り場をスタート。
2時間あまりで順調に山頂に着いた。
が、実は今日のツアーはこれからが本番。
大隙間へ向かう例のヤセ尾根を、大騒ぎしながら慎重に下る。
1名を除いてスキーのプロだけど、斜度50度に迫ろうかという急斜面を背にしながら降るのは初体験に違いない。
菅平から見るとなだらかな丘のような根子岳に、こんな険しい場所があることを多くの人は知らない。
小さな尾根を越えて大隙間の大斜面に出たときには、みんなの顔が変わった。
目の前に大斜面が広がる。
(土屋センセ撮影)
雪質はヘビーなクラストで、お世辞にも滑りやすいとはいえないが、そこはそれぞれさすがインストラクター。
みんないい顔で滑ってくる。
雪さえよければ登り返して滑りたくなる斜面だけど、今日はとっととお昼にしよう。
1時間半かけて山頂まで登り返し、帰りはいつもの沢を滑る。
山頂直下はガリガリだったけど、ここはそこそこ柔らかい。
オマケで牧場の中を滑り(実はここが一番難しい雪だったかも?)、3時に奥ダボスへ戻ってきた。
今度はぜひ雪のいい時期に、また行きましょう。