波乱の幕開け

百名山のガイド幕開けは、先日下見に行った笠ヶ岳
初日にワサビ平小屋に入り、2日目5時半出発。
笠新道は急登が続くので、登りはじめから30分おきぐらいに休憩を取りながらゆっくりゆっくり登るも、2時間足らずで足がつってしまう人が出た。
一旦つってしまうと、だましだまし登っても、左右交互につってしまい、5分と歩けない。
このままのペースでは、日暮れまでに笠ヶ岳山荘に到着出来ない。
その人一人を添乗員さんに預けて先行することも考えたが、中途半端なところまで登って登りも下りもできない状況が一番怖い。
結局、9時半頃には添乗員さんをつけて下山させる決断。


その後、急登に全員あえぎあえぎながらも、なんとか3時前に小屋に到着。
ガスが湧いてくる直前に山頂に立てた。


小屋に戻って体操をした後、女性の靴底が経年劣化ではがれてきているのが見つかった。


メールをチェックすると、来週の飯豊山ツアーは、山形県内で大雨のため初日に泊まる川入地区に避難勧告が出ていて中止とのこと。



翌日はそれを予備の靴紐やタイヤチューブで縛りながら、だましだまし下る。
はじめから鏡平小屋経由を諦めて、笠新道往復に変更しといてよかった。
2時過ぎ、新穂高到着。
事故がなくてよかった。
初っぱなからいろいろあった3日間。
以降のツアー、何事も起こりませんように…。