朝起きて一句

寒くて目が覚めた。
昨日の朝は2.1℃、今朝は2.6℃だったらしい。

掛け布団の真ん中にチョコちゃんがドンと横たわっていて、どうにも足を布団の中へ入れることができなかった。

ここで一句。

チョコちゃんに 布団とられて はなみず(字足らず)


ダウンタウンの浜ちゃんが司会をしてる番組で、芸能人の俳句をバッサバッサと切り捨てる毒舌解説の夏井いつき先生が好きだ。
が、実際に切り捨ててもらえるワケもないので、勝手に想像してみる。


朝顔に 釣瓶とられて もらひ水」が下敷きになっているのでしょうが、まったく「もじり」にもなってませんね。この句は、朝顔の蔓が釣瓶に巻き付いたことを「釣瓶とられて」と表現する意外性が面白いのであって、ネコに布団とられたって意外でもなんでもありません。
ムリにその蔓を引きはがすようなことをしないで、水をもらいに行く作者からは朝顔に対する優しさ、愛情が感じられますが、「水」をあわせたいために「はなみず」と字足らずにしてしまっているので、ブチッとちょん切れてしまい、ネコに対する愛情も読み取れず冷たい印象を与えてしまいます。
「水」ではなく、「もらい」をとって


チョコちゃんに 布団とられて 風邪もらい


で、いいんじゃないですか?


ま、どうせ文学的センスのカケラもない句ですから、いっそのこと


チョコちゃんに 布団とられて ルル三錠

で、十分かも?
ルル飲んで、とっとと寝なさい。