波高し!!
本日は昨年に引き続きホエールウォッチングの予定ながら、天気予報によると、海上の波は3m!
船酔い必至に怖じ気づいたN呂さんは(高知の友達と会う約束をしたKOMATSUも)パス。
ナカニシ、nakajima、K美、H川の4人で宇佐の海浜公園へ向かう。
船長さんと超ベテランっぽいジイさん(船長の親父?)が乗り込んで出港。
半分ぐらいしか聞き取れない高知弁でジイさんが言う。
「3mは沖合の話。今日は波の高くない沿岸を探すから大丈夫」。
確かに、湾の中は静かで、光が差して美しい。
ところが、ところが、いつもの場所にクジラがいる、という無線が入って、やっぱり沖へ向かうことに。
またジイさんが言う。
「今日は北風やからここを回り込んだら追い風になって静かになる」。
ということは、帰りは向かい風でモロに波を受けるんじゃないか、と瞬時に考えたけど、黙っておいた。
「ここはちょっと急やけど、すぐに緩くなるから」と言って滑り出すことが、山では往々にしてあるからだ。
いつもは1時間半で着くけど、今日は波が高いので2時間ぐらいかかるらしい。
ちょっとうんざりしていると、突然ジイさんが
「ばんどぅや、ばんどぅ!」と叫ぶ。
イルカがいたらしい。
先を争って船首へ。
昨年はクジラは大当たりだったけど、イルカは見られなかった。
これだけでも大満足。
これからは水族館へ行ってもベテランの私たちは「イルカ」などとは呼ばない。
「ばんどぅや、ばんどぅ!」(平坦ではなく、尻上がりの発音で)
この後、私たちと同年配のご夫婦の奥さんが船酔いでダウン。
よかった、N呂さんを無理やり誘わないで。
船の揺れはどんどん激しくなり、ビニールで側面をおおってもらったけど、しぶきでズボンがビショビショ。
ようやくポイントに到着。
また、船首に移動してクジラを探す。
3隻の船が集合したけれど(今日は桂浜からは出てないらしい)ウチらの船には心強いジイさんが乗っているので、見つけるのはいつも一番最初。
しかも、我々は船首の見えやすいところに出ているけど(もちろん、両手でしがみついてなければならなかったけど)、他の船はお行儀よく船内のイスに座ったまま。
これも、ジイさんのおかげか。
クジラを見つけたら、3隻の船が一斉にその方向に走り出すのだが、どうやらついてない船が1隻あって、その船が向かうと側面にビニールの貼ってある方向にクジラが現れる。
最後に、もう1回見られたら帰ろう、というときに、
「あの船はついてないから、あれの反対側を探したら見つかるかも」と言ったら、本当にnakajimaさんが見つけた。
これが一番近づいてくれた。
大揺れでカメラをじっくり構える余裕はなく、昨年ほど写真は撮れなかった。
なんせ、大波に持ち上げられたと思ったら、ドカンと落ち、その反動がもう1回ドカンと来る。
この3枚はK美さんがメールで送ってくれたもの。
帰りは、私の予想通り。
行きには「スプラッシュマウンテンとどっちが面白い?」なんて言ってたけど、そんなもんじゃなくなった。
幸いなことに!? 我々の三半規管の限界を超えているのだろう。
もう、船酔いもしない。
隣を走る船は、波間に現れては消え、現れては消え…。
2時過ぎ、予定よりは少し遅れたけど、無事帰港。
運命を託した星海丸。
よくぞ、無事でした。
大当たりだった昨年とは違ったホエールウォッチングを楽しんだ!?