月山は雪質の百貨店

これまでは10日オープンだったのに、今年は15日になってしまったために、平日に開催せざるを得なくなった月山(来年以降も15日オープンの可能性が限りなく高い)。
参加者はN浦さんとS々木さんの二人だけ。
ま、おかげで、斜面はほとんど貸し切り状態だったけど…。


月山も予想に反して初日から快晴。
しかも、昨日の夜に雪が降った。
午後からのスタートだったので、さすがにパウダーとまではいかなかったけど、けっこう空気は冷たくて、雪もそんなに悪くはなっていなかった。


いつもの裏の斜面は快適で2本続けて滑った。
シュプールはほぼ私たちのものだけ。


月山の本峰はこんな感じ。

シーズン初めには姥沢小屋が潰れるほどの大雪だったにも関わらず、北側の斜面にはあまり雪が積もっていない。



夕方には急に雲が広がって冷え込んだ。
石跳沢へ降りる斜面はクラストで手強かった。



2日目も朝は快晴。
志津では夜中に雨だったけど、上は雪だったよう。
ただし、昨日と違って気温が高く、朝からすでにトリモチ雪。
1本目でN浦さんが転倒してリタイア。
その後はマンツーマンで滑った。
姥が岳の裏、金姥から装束場へ滑り降りる斜面もまったくダメ。
こんなことなら晴れなきゃよかった。



最終日は曇。
昨日、晴れなきゃよかった、なんて思ったのでバチが当たったのか、朝食時にリフトは強風で運休だと聞かされる。
仕方ないので、スキー場の入り口から大斜面の下までシールで登り、石跳沢へ向かって1本だけ滑ることにする。
風も強かったけど、それ以上に視界が効かないので参った。
オープンバーンではなく、林の中を滑ることにする。
冷えていたので、上部は昨日よりは滑りやすい。
が、石跳沢が近づいて少し視界が開けてくると、やはりストップ雪になってしまった。
幻想的なブナ林。



立山は快適な雪でありますように。