昨夜は22:55帰宅。
23:00には布団に入ってすぐに寝た。
今朝は、なんと8:00まで、まったく気づくことなく寝ていた。
昨日は常念岳〜蝶ヶ岳の下見に行った。
登山地図によると13時間あまりの行程を１日で回ってくる。
一昨夜、2:30に目覚ましをセットして、21:30頃就寝。
１時過ぎには目が覚めて眠れなくなる。
仕方なく、３時前に出発。
一ノ沢の登山口の約１km手前に駐車場があり、そこに駐車するように看板に書いてあったので、正直にそこに車を置く。
林道を上がっていくと、そこかしこに駐車してある。
この先の長い行程を想像すると「やられた」と思った。
とにもかくにも、5:35頃スタート。
沢沿いの登山道はとても歩きやすく、サクサク進む。
約３時間で常念小屋到着。
このペースなら、日帰りできそうだ。
常念岳山頂まで１時間ほど。
天気は曇り、せっかくの槍・穂高の眺望は望めない。
岩場を下って、蝶ヶ岳に向かう。
途中2512ｍの小ピークあたりで昼食。
雲の切れ間から、穂高の山腹が現れた。
大キレットや涸沢カールも見える。
2592ｍのピークへ向かう途中、樹林の中で雨が降り出した。
天気予報通りといえば通りなのだが…。
とりあえず、カッパの上着だけを着てザックカバーをつける。
樹林を抜けると雨が本降りに。
仕方なく、カッパの下も履く。
それにしても、この雨は冷たい。
今にも白いものが混ざってきそうに感じる。
蝶槍のピークもさっさと通り過ぎて蝶ヶ岳ヒュッテを目指す。
蝶ヶ岳はなだらかな山で、どこが山頂かわからない。
13:50頃ようやく到着。
あまりに寒くて、カップヌードルを買って食べる。
２時間ぐらいで下山できるかと思ったが、小屋の人に「２時間半もあれば降りられますよね？」と、少し遠慮して聞いてみる。
「この雨だから３時間ぐらいかかりますかね」と言われた。
冗談じゃない。
これから３時間も歩けるか！
とにかく14:15頃出発。
なんだ、けっこう歩きやすい道じゃん、と思ったのも束の間。
石ゴロゴロで、しかも登山道を水が流れはじめた。
所々に看板があるのだが、三俣登山口までの距離がなかなか減っていかない。
4:50ようやく到着、と思ったら、リトルアドベンチャーの小田君が迎えにきてくれている駐車場まであと800ｍだと。
結局ほぼ３時間ぐらいかかった。
朝出発してから11時間半。
長い１日だった。
帰りの車ではヒーター全開。
ついこの間までエアコンが効かないのを気にしていたのだが、そんなの関係なくなった。
大町でラーメンを食べ（ホントは先に風呂に入りたかったのだが、迎えにきてくれた小田君にメシを食わせなきゃならないので）、木崎湖の温泉に浸かってようやく人心地ついた。
長い、長い、50歳最後の１日だった。
