天国から地獄

11日は夕方から雪が降り始め、夜半過ぎまで20cm程度の降雪があった。
12日は快晴。
久しぶりのパウダーdayになった。
写真は京都のO本さん。

ウェアを新しくしたら、ツキも呼び込んだようだ。
もちろん、足前もアップして、見事な滑り。
アルペン、グランプリの端、チャレンジと、オオマツの新雪を滑り尽くし、
柔らかくなったコブも練習して、夕方3時過ぎにはツバクロに移動。
残った新雪をいただいて長い1日を終了。


13日はT塚さんと根子岳へ登る。
薄曇りで強い南風が吹いていたが、それでも朝のうちはまずまず。
昨日の雪も残っているだろうと、少しは期待しながら登った。
2時間半ほどで頂上に着き、いつものように大隙間へ向かう。
が、行ってみてビックリ。
ホントに雪が少ない。
あちこちに笹が出ており、昨日の雪はどこへ行ったのやら。
気持ちよくもない斜面を滑り降りたら、南風はますます強くなり、登り返しも困難なほどに。
大明神の沢沿いに下ることにした。
ダケカンバの林の中は少しだけ気持ちよく滑れた。
沢へ降りると風もまったくなく、お昼を食べることにした。
写真は穏やかな林の中(このあとの地獄絵図の写真はまったくない。写真なんて撮ってる余裕はなかったからだ)

が、ここからが地獄の始まり。
南風で気温はぐんぐん上がり、ベタついた雪はまったく滑らない。
トラバース気味に下っていくだけなのに、ラッセルしなければならない。
スキーに団子状にくっついた雪は、スズメバチの巣のようになり、足を持ち上げられない。
苦闘2時間!!
牧場へたどり着いたときには精も根も尽き果てた。
根子岳山スキー史上、最悪の1日だった。