秋の石跳沢

天気予報はあまりよくなかったが、とにかく月山へ登ってみることにした。
リフト乗り場では、いつもスキーのときにお世話になっているおじさん達が、スノーモービルをしまったりして冬支度をしていた。
そう、ここは冬になると閉鎖されるので、モービルもしまってしまうのだ。


リフト降り場では強い風が吹いていた。
とりあえず姥ヶ岳山頂まで登ったが、月山山頂はガスの中。

山頂へ行くのはヤメにして、金姥から湯殿山との鞍部、装束場へ降りて石跳沢を下ることにする。
スキーでは滑り慣れたコースだ。


石跳沢は雪がないときも楽しいコースだ。
文字通りピョンピョン跳ねながら石づたいに何度も沢を渡る。


歩きながら、スキーのときに下った斜面を確認し、その時のことを思い出す。
ホソカワさんが落っこちた窪みは、あの辺だろう。
湯殿山の急斜面でサンダー秀子は左ターンに入れなくて延々とギルランデを続けたっけ。

(滑ったのは写真真ん中辺りの沢。尾根には大きな亀裂が入っていた。昨日ガイドの人に聞いたら、7、8年に一度は全層雪崩が起こるそうだ。ナカニシは思った「なんだ、毎年じゃないんだ」。よい子はマネしないように)


リザード和美さんの後ずさり現場はあそこだ。
あの時は、クレバスがあることを後の人に伝えるでもなく、ただ後ずさりしてたよなぁ。


天気予報通り、途中から雨が落ちてきたが、たいして濡れることもなくネイチャーセンターに到着した。


立山でも火打でも針ノ木でもそうだが、スキーで滑ったところを歩くのはなかなか楽しい。
今度は八甲田へも行ってみたいなぁ。
もちろん、キノコを食べがてら。