火打山スキー期

今日から火打山スキー期、参加者は赤オニさんとakemi丼の二人だ。
今日も登りは勘村さんに付き合ってもらう。
先日の下見で、高谷池までが大変なことは分かっている。
天気予報では、明日は雨。
とことん辛い目をして登って上を滑れなければ…。
出発前から、明日の天気が心配だ。
駐車場で支度をしていると、早々と下ってきた人がいた。
昨日上に泊まったのかと思いきや、十二曲がりの上まで登り、あまりの雪のなさと一瞬わいてきた黒い雲で、あきらめて引き返して来たそうだ。
勘村さんが(よせばいいのに)、「富士見平から上は、まだ3mぐらい雪がありますよ」と教えてあげると、「そうですか、僕の人生みたいですね」とションボリ。
知らなきゃ自分なりに納得して帰れただろうに、ね。


スキーとブーツを背負って1時間。
スキーブーツに履き替えて十二曲がりの急登をさらに1時間。
極めつけは、婆返しの岩場をスキー靴で登る。
いくら上に上がればパラダイスだとは知っていても、誰にでも気安く勧められるものではない。
が、先日の下見のおかげで、ブッシュに引っかからないコースを選び、シールをつけてからも最短距離を登れたので、チョットはラクできた。


トラバースラインの下の斜面を1本滑って、1時半頃高谷池ヒュッテ到着。
ちょっと休んで、黒沢岳に向かう。
高谷尻(ヒュッテの下)を滑ってもいいのだが、明日雨になることも考えて、ちょっとでもいい斜面を滑っておこうと思う。
黒沢池に滑り込む急斜面を2本滑って、本日終了。

高谷池ヒュッテの泊まりは、峰の原のテレマークスクールの望月君のグループと我々だけだった。
彼とは近くに住んでいながら菅平ではちっとも会わないのに、山へ来ると顔を合わす。


夕食後、天気予報を見ると、雨は夜の間に通り過ぎ、明日は晴れだという。
半信半疑ながら、わずかな期待を持って寝ることにする。