洗礼

入山した昨日は1日中ガスで真っ白け。
室堂山荘でウダウダと過ごす。


一転、今日は朝から快晴。
奥大日の山頂に朝日が射す。



今日上がってくる赤オニさんを待ちがてら、山埼カール方面へ向かう。

(LAスキースクール黒川校長撮影)


斜面には一本のシュプールもない。



山埼カール下の大斜面を滑る。
素手ではビデオ撮影ができないほど冷えている。
萬ちゃんの滑り。


M島さんは攻め攻めの滑り。


もう一段下はさらにいい雪だった。
萬ちゃん。


ポン太。


M島さん。



雷鳥沢の下から今滑ってきた雄山前面の斜面を振り返る。


赤オニさんも無事合流して、雷鳥沢を登り剱沢を目指す。
晴れていても空気は冷たく、雪は緩まない。
急斜面のシール登行に苦労しながらも稜線へ。


剱御前小屋へ向かうナイフリッジを行くM島さん。


いつものシチュエーションで剱をバックに。



本日のハイライト、剱御前側から剱沢へ滑り降りる。
が、アイスバーンとクラストが交互に現れる斜面は、これまで滑った中でも相当手強かった。
案の定、突っ込んだ二人はご覧の転倒。



スゴスゴと登り返して引き上げる。
が、今度は雷鳥沢も上部はクラスト。
半分以上、シュテムターンで慎重に降りる。


一番下へ来て、ようやく滑りやすくなったところで、ビデオ撮影。
ポン太君は調子に乗って!? クローチングを組もうとするが、さすがにやめる。


立山のM島さんとポン太君にとっては、なかなか手厳しい立山の洗礼であった。