風速16mで始発からは動かなかったけど、そんなの関係ねぇ。
ロープウェイ券を買う人の列が建物の外まで伸びる中、木村センセは券売り場の先頭に50分間並んでくれて、9時半に動き出した1番のロープウェイに乗ることができた。
しかも、視界は良好。
三角岩にそそられたけど、生徒さんのレベルも考えてぐっと我慢。
大広間で足慣らし。
大広間下のツリーは、なんか幻想的な感じ。
2本目は視界が悪くなってしまったけど、ロープウェイ下へ。
ここもノートラックで、深いのなんの。
Tらさんの写真が続くけど、今日はウェアも着替えて気合入っていたのでご容赦を。
3本目はトラバースして盤の沢。
外人が少しでも上のラインを行こうと悪戦苦闘しているのを横目に、我々は欲張らず下のラインをスイスイ。
ここもオイシーところをいただきました。
昼食をはさんでもう一度盤の沢。
さっきは奥のほうがよさそうな気がしたのだけど、行ってみればパックされててイマイチ。
起死回生を図って、ラストは裏へ。
これがもう、間違いなく今季1番!!
裏の一番大きな斜面に上から入ったので、その雪質、深さ、斜度、長さ、どれをとっても記憶に残る一本だった。
写真を撮るから斜面の真ん中ぐらいで止まると言ってスタートしたのだが、もう少しでそんなことすっかり忘れて下まで滑り降りてしまいそうなぐらい気持ちよかった。
やっとのことで、プロとして最低限の理性を保ってはいたが、これがもし冬休み中に当たっていたら、きっと気が狂ったように滑ったに違いない。
この一本で、旭岳の2週間がすべて報われた気がする。
で、この気持ちよさを逃さないために、日々ずっと練習を続ける、そんな風に思えた一本だった。