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さすが、や


安倍首相が、新国立競技場の建設計画を白紙撤回すると表明した。

安保関連法案に辺野古移設、原発再稼働と、国民の理解が得られない政策目白押しの中で、一番痛くもかゆくもない「トカゲのしっぽ」を切った。

実害と言えば、自身の元ボスである森さんにいっそうの不人気を押し付けてしまうことと、土建屋さんを儲けさせてやれなかったことぐらいである。
いずれも、「まあまあ、そのうちにきっと穴埋めしますから」で済むことだ。
きっと「私は総理大臣ですから」。
なんとでもなるのである。


思い起こせば、つい一週間前。
今から見直してたのでは「ラグビーWCには間に合わないし、東京オリンピックにも間に合わない可能性が高い」という報告を受けた、と答弁してたような気がする。
ところが昨日。
「1ヶ月ほど前から見直すことができないか、検討を進めてきた」
「本日、五輪の開催までに間違いなく完成できると確信し決断した」

はじめの3週間はノーアイデアだったけど、この1週間で、工期を大幅に短縮できる画期的な方法が見つかったんだろうか?


番頭さんの菅さんは
「安易にデザインを変更することは、我が国の国際的信用を失墜しかねない」
「工期の問題もある。そんな無責任なことはできない」

昨日の首相の白紙撤回表明は、無責任きわまりなく、国際的信用を地に堕としたに違いない。


さらに首相は
「主役は国民一人ひとり、アスリートのみなさんです」だって。
安保法制でリスクが増す自衛官や基地を押し付けられる沖縄県民は主役じゃないのに…。
「木を見て森を見ず」なんて言ったのに。
あれ、ひょっとして「森」を「国」なんて深読みしたのは私の勝手な解釈で、単に「森喜朗」さんのことだった?

 

誰がどう見ても、「国民の声を聞いてますよ」というポーズ、人気取り、支持率回復策に決まっていることを、イケシャアシャアと表明できる「厚顔無恥」ぶりには、改めて感服する。
しかも、このタイミングで。
「機を見て敏」と言うべきか。

さすが、や。