なんでこんなに一段一段

菅平ゴルフクラブの最終戦は下仁田カントリークラブ。


今日の前半9ホールは、私にとってまさに異次元のゴルフだった。
苦手の1番パー5でパーをとってから、ティーショットはフェアウェイか、ラフに行ってもフラットな場所。
セカンドはパーオン、長いファーストパットは寄る。
寄らないときは、3〜4mのパーパットが決まる。
淡々と、粛々と、ホールを消化していった。


7番を終えて1オーバー。
8番のパー3ではバーディを決めて、ついにパープレーに戻した。
9番は登りで距離もあり、かなり難しいパー4だけど、ここもなんなくパーオン。
1mストレートラインのパーパットが残った。
これを沈めれば、人生初のハーフパープレー、と思った瞬間にパットは無情にもカップの横をすり抜けた。
それでも、1オーバー37は、もちろんハーフの自己ベスト。
気分が悪いはずはない。


午後は、スタートホールでティーショットをミス。
2打目も隣のホールのティーグランドの手前に打ってしまいダボ。
イッキに午前中9ホールのオーバー分を越え、改めて1オーバーってすごいんだと思った。


その後は、すっかり自分を取り戻し!? ティーショットがなんたってフェアウェイに行かない。
斜面だの、林の中だの、午前中には全くなかったシチュエーションからのセカンドショットが続いたが、それでも、なんとか、パー・ボギーで収め、16番を終わって6オーバー。
残りの2ホールがパーなら、人生初の70台だ、と計算した途端に下仁田でもっとも深いバンカーに落とす。
1回では出ずに、痛恨のトリ。
終わってみれば、後半は46。


頭がまわらなくて、すぐさま足し算ができなかったけれど、よーく考えてみれば83。
自己ベストを1打だけ更新できた。


セルゲイ・ブブカは、世界記録を1cmずつ更新していったけど、それは世界記録を出すたびにボーナスがもらえるのでわざとやったこと。
上村愛子が「なんでこんなに一段一段なんだろう」と言っていたのを思い出した。
オリンピックの順位と私のゴルフのスコアでは比べようもないけれど…。