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メットの神様

天気予報は晴れなのに、朝飯を食ってしばらくしてもガスが晴れない。
今日登ってくる赤オニさんを待ちがてら、しばらく待機。


稜線はまだガスの中だけど、山埼カール下あたりで足慣らしをしようと思い、9:30過ぎにようやく出発。
一ノ越へ向かう。


途中、服装調節のために立ち止まったとき、N浦さんのメットがコロコロと斜面を転がり始めた。
私たちは為す術もなく見送るだけ。
仕方がなく予定を変更してメットを追いかけて滑り出すことにした。


「佐伯なんたらが、白鷹だか熊だかを追っかけて山に入り立山を開山したように、メットの神様がお導きくださったのかも?」なんて言いながら…。


そのまま雷鳥沢へ滑り込んで登り始める。
1時間ぐらい登ったら、稜線も晴れてきた。


硬かった雪面もほどよく融けてきてサクサク登れる。
予定より早く剱御前小屋に到着。
いつものように、剱岳にお出迎えを受ける。



あと10分ほど登り、4月とほぼ同じ場所からドロップイン。
今回は尾根を真下に滑るのではなく、右から回り込んでみた。


最高の雪!!


そして、快適に飛ばすにはほどよい斜度。


苦労して登ってきても、最高の斜面を提供できたときにはガイド冥利に尽きる。



今回の立山を通じて、ずっと調子よく滑っていたY田さん。


ライン取り、滑りとも申し分なかった赤オニさん。



右のピークからスタート。
手前の急斜面へ滑り込む。


いつものように剱沢で昼食。
昨日降った雪で別山の尾根が美しい。


1時間の登り返し。
剱御前小屋の直前でガスが湧いてきて、また真っ白になった。



ひょっとして、ヘルメットを追いかけて滑り始めなければ、さっきの最高の一本はなかったかも?


ヘルメット様に合掌。