立山初日は最悪の条件。
雪、強風、ガチガチのアイスバーンの上に、ガスで視界ゼロ。
午前中に滑った人がスキーを流してしまい、何処に行ったかわからなくなるほど。
お部屋でゴロゴロ? ミクリガ池へ温泉? などと考えているうちに少しだけ見えるようになったので足慣らしがてら出かけることにした。
室堂山に向かって歩き出してすぐ、たまたまスキー1本発見。
とりあえず後で回収することにしてその場に立て、上に向かう。
相変わらず少し見えたり、まったく見えなかったりのくり返しだが、さっき視界があったときに浄土の沢の手前に雪がたまってるのを見つけておいたので、そちらへ向かう。
適当なところでシールをはずし、とりあえず滑り出す。
が、数ターンの間にまったく見えなくなり、それでもゆっくり滑っていると、突然、
斜面がない!!
フワッと浮いたかと思った瞬間、ガツンとショックが来て両スキーがはずれて転んでいた。
左ヒザに違和感があり「やっちまった」と思ったけど、とにかく立ち上がり散乱したスキーをほっぽったまま歩き出す。
どうやら3mぐらいの雪庇から落ちたようだ。
このあたりの地形はよくわかっていたはずなのに、油断してしまった。
生徒さんが滑り出すと大変なので、その雪庇をよじ登って声をかける。
左ヒザに違和感は残っていたが、どうやら大事には至らなかったようだ。
丈夫な身体に感謝する。
明日は晴れますように。