大どんでん返し

朝イチでターミナルへ向かい、不要な荷物を送ってから国見岳へ。
この時期は、室堂山側の尾根伝いに登れるのでラクだ。
山頂付近にアスリートっぽいウェアの人影を発見。
なんと、大学のクロカン部の連中!
国見岳の急斜面をヘーキで滑り、アッという間に室堂山方面へ登り返して行った。


我々も負けてはいられない。
Y田さんの滑り。


この後、再び室堂山方面へ登り返し、トラバースしながら一ノ越へ向かう。
久々にタンボ平から黒部湖まで下ろうと思う。
東一ノ越へ向かう途中でライチョウに会った。


タンボ平はちょっと重めの雪質ながら、縦ミゾも少なく、わりと快適に滑れた。


2時頃に黒部平に到着。
ここからケーブルで降りてもよかったのだけど、わずか800円あまりをケチって黒部湖まで滑ろうとしたのが大間違い。
慎重にコースを探しながら滑ったのだけど、途中で雪が切れてしまい、残った雪を拾いながら滑っていくと、ヘンな沢に迷い込んだ。
これはマズイと思い、尾根に向かって登り返すも、本来のコースを見つけられない。
散々迷った挙げ句、黒部平まで引き返すことにした。
この時間では、最終のトロリーに間に合わず、今日中に帰れないかもしれない。
でも、こんなヤブの中でビバークするよりは、屋根のあるところで寝た方がマシ。
ちょっと進むと夏道を発見。
でも、今さらまた下って、もう一回迷ったら取り返しのつかないことになる。
疲れた身体にムチ打って、ひたすら登る。
4時半、ようやく黒部平に戻った。
Tらさんはくたびれきって15分ほど遅れたが、それでもなんとか最終に間に合った。
黒部湖の駅で座り込むTらさん。

なんだか二回りほど小さくなったようだ。



お疲れ様でした。
本当に申し訳ありませんでした。
800円あまりを払えば5分で降りられるところを2時間半も彷徨ってしまいました。



私もトロリーの駅に向かう階段で足がつってしまった。