幸先

昨年は雪がなくて実施できなかった立山
今年はたっぷりあった。
武ちゃんが風邪をひいて来れなくなったけど(立山がこんないい条件の時に風邪をひくなんて、まったく身体がたるんでいるとしか言いようがない!?)、N浦さんとM浦さんが参加。
が、土曜日は湿った雪が降っていて、視界は全くなし。
斜面がまったく見えずに斜度感がなくて、滑る度に(と言うより止まる度に)気がついたら転んでいた、というような状態。


日曜日も気温が下がって雪はよくなったものの、視界はほぼ同じ。



金曜日から立山に入っていた(金曜日は快晴!)M浦さんは、日曜日に下山。
その30分前になって、パーッと晴れてきた。
最後の一本だけ、思い切り滑って帰って行った。
室堂山荘前まで戻ってくると、雄山も晴れ渡っていた。
明日を思うとワクワクを押さえきれない。



本日は期待通りの快晴。
しかも月曜日なので、スキーヤーもほとんどいない。


一ノ越に向かう途中から、山埼カール方面に少しだけトラバースする。
シールをはずしている最中に突風が吹いて、思わず転んだ拍子にN浦さんのリュックがコロコロ。
強風と斜度でどこまでもコロコロ転がっていく。
本当はもう少しトラバースしてから滑ろうと思ったのだけど、仕方ないのでその斜面を一本。
下から見上げると、逆光で雪煙に包まれるように滑ってくる姿がとてもカッコイイ。
が、残念ながら、ファインダーの付いてないビデオカメラでは、なかなか見つけれらずにほとんど映らなかった。



2本目は当初の予定通りの場所を滑る。
他にスキーヤーはまったくいない。
雄山の前面が、私たちだけのゲレンデだ。



もう一本登り返して山埼カールの下まで行く。
本日仕上げの最高の一本。
とてもイッキには滑りきれない。
まず一本目。
広大な斜面。
左のシュプールはナカニシのもの。



その下はけっこう深かった。



大満足のN浦さん。
未だ、私たち以外のシュプールはない。


これまでの11月の立山の中でも屈指の1日だった。
今シーズン、幸先のよいスタートを切れた。