我が意を得たり

24日の朝日新聞「声」欄。
参院選の一票の格差についての意見が載っていた。
「かりに完全に人口比で選んだ場合、大都市圏の利益を代表する議員が圧倒的多数を占め、その結果過疎化が進む地域住民の声が政治に届かず、更なる一極集中が進み、地方の荒廃、文化的多様性の喪失を招く恐れがある」と。
まったくその通りである。


一極集中が進めば、また新たに一票の格差が生まれ、結局また違憲状態に逆戻りし、永遠に選挙区の区割りをやり直さなくてはならない。
この方は言う。
衆院は厳密な人口比例選挙で選び、参院は地域代表としての性格を持たせよと。



おしい!!
実におしい。
前提の意見はおっしゃるとおりだが、解決策のアイデアが貧困である。



私はさらに進んで考える。
衆院を人口比で選んだなら、参院は面積比で選びなさい、と。
日本全国を国土地理院の地図のように均等な面積で分け、それぞれから代表を選ぶ。
10平方キロあたり一人とか。
そうすれば、過疎化の進む地域の声がないがしろにされることもないし、逆に政治を志すものは人口密度の低い地域に住めばいい。
選挙にカネはかからない。
一極集中も緩和される。
いいことずくめじゃないですか?