内蔵助カール

昨日は1日中雨。
この春の山スキーツアーでは初めて、1本も滑らなかった。
今朝も雨が残っていたが、しばらく待っているとそれも上がった。
大走りの尾根を登って、この時期もっとも雪質のいい内蔵助カールへ向かう。


稜線上は強い風が吹き、視界はほとんどない。
が、雪質はいいに決まっているせっかくの1本だ。
天候は回復に向かっているのは間違いないので、早めのお昼を食べながらしばらく待機する。


すると、やっぱり晴れてきた!!

さあ、ぼやぼやしているヒマはない。
思った通り、最高の雪質だ。
1本の距離はあまり長くとれないが、ここの雪はいつ来ても裏切らない。
ゲレンデなんかより、こっちのほうがよっぽど上手く滑れる気がする。
K若さんの快心の滑り。



急斜面をツボ足で直登。

左手の富士の折立側を滑り、正面を登り返した。

もう1本滑りたいところだったが、M澤さんが今日帰らなくてはならないのでグッと我慢。

大走りの尾根へ向かう。
尾根上はクラックだらけだったので、急斜面の沢を滑る。
こちらも上部はかなり気持ちよく滑れた。
この頃にはすっかり晴れてきて、快適に飛ばす武ちゃん。



再び尾根に乗り上げてもう1本。
M澤さん、今シーズンの総仕上げの1本。



ブル道を山崎カール下まで引き返し、M澤さんと別れる。
このまま、一ノ越まで登って雄山へ上がろうと思った。
今日山埼カールを上から滑っておけば、明日は今シーズンのラストランとして剱沢へ向かえる、という目論見だった。
が、一ノ越までの斜登行が思いの外大変で、雄山ではなく浄土へ登ることで妥協。
雪庇の張り出した急斜面を滑って本日終了。
写真は武ちゃん。


室堂山荘の本日の泊まりは10人もいなくて、貸し切りのような状態(って、ウチらも3人だけだったけど)。
夕食後、大日岳や富山平野方面が真っ赤に染まった。