これぞ火打

ピーカン!!!!
8時過ぎに高谷池を出発。



天狗の庭を通って火打の肩まで1時間あまり。
頂上を目指す他のグループと別れて、私たちはお約束の澄川を狙う。
まず1本目は澄川ボウル。
固かったのは初めの2ターンだけ。
あとは顔が自然に笑ってしまうようなパウダーだ。
もう一段下まで滑りたかったが、登り返しを考えてグッと我慢する。



青空のすぐ下のゴミのような(失礼!?)点がM澤さんとakemi丼の二人。


M澤さんの滑り。

akemi丼の滑り。


この広い斜面にシュプールは私たち3人のものだけ。
これぞ、火打。
昨日4時間以上かけて登ってきた甲斐があるというものだ。


30分あまり登り返して、お隣の澄川源頭部を狙う。
ここももちろんノートラック
今年は雪が多いせいか、例年より斜度がないように感じる。
上で待つ二人はやっぱり豆粒。


M澤さんの二本目。

akemi丼の二本目。


今度は45分ぐらい登り返し、さらに30分登って頂上に立つ。
この頃には稜線上の風も止んで穏やかだった。



火打の正面を滑り降り、天狗の庭で昼食。


高谷池ヒュッテでデポした荷物を取って帰路につく。
いつもなら黒沢岳の東面を滑って富士見平へ出るのだが、今日はもう満足しきったので、そのままトラバースラインを行く。
ここからが大変だった。
昨日降った雪はすっかり重くなって、まったく滑らない。
かなりの急斜面にも関わらず、下に滑っていかないので、脚がパンパンになった。
黒沢出合から下は、下に落ちているのと上に張り出しているのと両方の木の枝を避けながら直滑降。
枝に引っかかったり、小さな沢に落ちたり、最後のアドベンチャーだ。
ま、でも、これも火打。
疲れるけど、毎年毎年行きたくなる。
きっと、行った人にしかわからないだろうけど…。