モーグル講座

今年も大野センセが来てくれて「モーグルテクに学べ」講座をやった。
今年の参加者はちょっと寂しい6名。
モーグル」と聞くと、コブ斜面をババババババッとまっすぐに滑り降りるイメージを持ってしまうけど、そのエッセンスは私たちがコブを滑るのにおおいに役立つ。
特に大野センセは元々スクールのインストラクターだったから基礎スキーのこともよくわかっていて、コブの中でもいろんな滑りを見せてくれる。


今回のテーマは「スネ圧」。
コブを越えるときにスネブーツのでベロを押しながら谷まわりを作っていくというもの。
つまり、コブの向こう側の急傾斜の部分で、スキーのトップ寄りを斜面に押しつけながらコントロールしていくということだ。
ま、言い方は違うけれど、大野センセの主張はずっと変わらないし、私もまったくその通りだと思う。


今年の大野センセのレッスン中の滑りを5連発で。


大野センセの滑りはいつ見ても軽快そのもの。
とてもラクそうに滑っている。
ただし、勘違いしてもらいたくないのは、コブがないように滑っているわけではなく、どんなコブでもリズムよく並んでるように見えるだけだ。
ラクそうだからといって、コブからのショックをまったく受けていないわけではない。
コブから衝撃を受けても潰されないようなポジションをとっているだけだ。
だから、まったくコブにぶつからないようにコブを滑ろうとしても、それではコントロールできない。
コブでも整地でも、「ラクに滑る」ということは、まったく力を使わずに滑るということではなく、力を有効に利用して滑ることだ、という点を理解して欲しい。