一念発起

昨日今日はTさんをプライベート。
数年前にコブ斜面に連れて行ったら、泣き出しちゃった。
本人曰く、「あの涙は花粉症と同じで、ワケもわからず勝手で流れ出しちゃったんです」。


昨年末に電話をかけてきて、「私一大決心をしたんです。プライベートレッスンをお願いします」。
プライベートを受けることが一大決心がいるほど、料金は高くない(というか、プライベートレッスンにしては破格に安い)。
厳しかったり、きつかったりするかもしれないが、別に取って喰おうというわけでもない。
私の心中を察したのかどうか、彼女はすかさず「私コブを習いたいんです」。


お願いだから、スキー場で泣かないでね。
マンツーマンで女性を泣かせていたら、この狭い地域では村中のウワサになるから…。


2日間、彼女はがんばりました。
コブ斜面じゃなく、そこへ行くための準備の練習で3年分!! ぐらい転んで、お尻がアザだらけになったらしいけど、とにかく今、彼女はコブ斜面に立っています。



1回1回のターンできっちり止まる練習をした。
止まったら考え込まずに、すぐに次のターンを始める。
でも、そのままのイキオイでターンするのではなく、やっぱり必ず止まる。
最後には、コブ斜面が怖くなくなったと言ってくれた。
いつでも止まれるし、ストックを前に出すだけで、次も回り始められるから。


でも、代わりに緩斜面が怖くなったりして…。