ついに雪

今日は天気予報があまりよろしくない。
その上、ノートラックのバーンは、近場にはほとんど残っていない。
とりあえず、一ノ越へ向かって歩き出す。
どうせノートラックを滑れないなら、御山谷側の硬いところをロングターンで滑ろうと思ったからだ。


が、一ノ越の手前でガスが出てきてしまった。
仕方なく、見えている下の斜面を滑ることにする。
3本ほど滑ったが、斜面が荒れている上に、気温は高くて雪が湿ってきているので、お世辞にも滑りやすいとは言えない。
途中から湿った雪がどんどん降ってきた。
雨にならなくてよかった。


午後から赤オニさんが合流。
国見岳のほうに行こうと思ったが、視界がまったくないのでヤメ。
室堂山荘裏手の急斜面を降りた。
雪はかなり重いが、斜面が急なおかげで雪が崩れてくれるのでなんとかターンできる。
これが緩斜面なら、もっと滑りづらいだろう。


下まで滑り降りたところで、ビーコン捜索の練習。
私のザックの中にビーコンを入れて雪に埋め、みんなで探してもらった。
ゾンデも出して、雪に埋もれているザックを突く感触も確かめた。


帰り道はなかなか大変だった。
急斜面を登り切って、雷鳥荘からの登山道に出る。
ライチョウを2羽発見。
もうすっかり白くなっていた。


天候が悪かったので写真もビデオも無し。
おまけに手袋はビショビショになるわ、ポケットの中味もずぶ濡れで、トランシーバーは使えなくなるわ、
ちょっとツライ1日だった。