木曽駒下見

11(土)〜12(日)に実施予定の木曽駒ヶ岳に下見に行ってきた。
6時半過ぎにバスに乗り換える菅の台駐車場に到着。
9月に入った平日ということで、車はそれほど多くない。
しかしそれでも、臨時バス1台には乗りきれず、7:12発の定期バスに乗り込んでしらび平へ。
8時発のロープウェイで標高2612mの千畳敷へ。

ほぼ30年近くぶりなので懐かしい。
もっとも、以前に来たのはスキーだったから、一面の雪景色だったけど…。



登山届けを出し、少し休憩して出発。
急坂を上り35分ほどで乗越浄土に着く。
登り始めということもあり、けっこうしんどかった。
南アルプスの展望が素晴らしい。

富士山を中心にして、その左側には農鳥岳間ノ岳北岳と続く(さらにその左には仙丈、甲斐駒)。
右側は塩見岳悪沢岳、荒川中岳、赤石岳聖岳


左手に岩ゴツゴツの宝剣岳を見上げながら歩く。


中岳から見た木曽駒ヶ岳山頂。


木曽駒ヶ岳には9:35到着。
360度の展望で、前述の南アルプスはもちろん、御嶽山北アルプス南部の乗鞍岳、焼岳、槍ヶ岳、さらに八ヶ岳等々が見渡せる。
写真は御嶽山


稜線を辿って濃ヶ池に向かう。
気持ちのいい稜線歩きだ。
濃ヶ池に映る逆さ宝剣を期待していったのだが、池には水があまりなかった。


ただ、ウメバチソウは満開できれいだった。


12:30頃、乗越浄土まで戻って、宝剣岳に向かう。
岩場・クサリ場を通過しながら15分ぐらいで到着。
山頂の岩。


このまま戻ってもよかったのだが、せっかくだから極楽平方面に下ることにした。
こちらはクサリ場が連続し、けっこう危険な箇所だが、慎重に通過すればどうってことない。
岩の上り下りはなかなか楽しかった。
しかしながら、本番でみんなをここに連れて行くかどうかは、ちょっと検討中。


極楽平付近の稜線ではコマウスユキソウが見られた。
中央アルプスだけで見られる、一番小さなウスユキソウだ。


あとは千畳敷に向かって下るだけ。
花の季節は終わりに近いが、チングルマの綿毛がきれいだった。

これらが咲きそろってるときなら、どんなに華やかだろう。


ロープウェイは、混雑緩和のために連続運転中だった。
朝にはほとんど見かけなかった団体の観光客が、この時間帯にはどんどん登ってきていた。
しかたなく列に並んで、2、3台待ったらなんとか乗れた。
14:35しらび平到着。
バスで菅の台まで戻り、近くの「コマクサの湯」で汗を流して下見終了。