昨日、立山から下りてきた。
無事、9日間を滑り終えた。
月山に行ったのが遠い昔のようで、あまりよく覚えていない。
ビデオと写真を見て思い出しながらご報告。
5月29日(土)
月山の天気はあまりよくなかったようだ。
ビデオを見ると視界が悪い。
が、よく滑る雪質で、とても滑りやすかったように記憶している。
沢コースを使いながらターンの切り換えの練習。
フラットでうまくいかないものは、コブでもやっぱりうまくいかない。
5月30日(日)
足馴らしにリフト裏のコースへ。
大斜面の喧噪がウソのよう。
我々だけの世界。
いよいよコブの練習。
だけど、いきなりラインコブに入っていくようなことはしない。
ラインコブを逆側からまわる。
こうすることによって、スキーの向きを変えることをあわてず、
遠まわりする感覚、深まわりする感覚が身に付く。
バンクとバンクの真ん中にストックを突いて切り換えを始めるのが大切だ。
逆まわりと同じ感覚でラインに入る。
ラインから飛び出てもいいぐらいの気持ちで遠まわり。
内スキーを持ち上げてヨッコラショと切り換えたり、
クルッと向きを変えてズルズルドッスン、というのが少なくなる。
コブの中でもトップの向いている方向に滑ること。
5月31日(月)
本日も快晴。
平日だから、スキーヤーもまばら。
大斜面のラインコブを繰り返し滑る。
6月1日(火)
昨夜、立山駅へ向かって移動。
が、上越のはるか手前で眠くなりダウン。
5時起床で、立山駅へ急ぐ。
7時過ぎに着いてギリギリセーフ。
富山側から室堂へは快適な旅だ。
室堂山荘を9時出発。
1時間あまり前に出発したSIAの研修隊を追っかけて雷鳥沢を登る。
あまりに飛ばしすぎて途中でバテたが、1時間半で登り上げる。
6月2日(水)
SIAの研修は山埼カールへ。
上部はデブリで荒れていたが、下部は快適に滑れた。
黒部湖からのケーブルが故障。
2週間は不通になる模様。
生徒さんに富山側にまわってもらうように連絡する。
6月3日(木)
早朝5時出発で撮影。
カメラマンは、大下桃子氏。
斜面に太陽が差し込むのを待って滑り出す。
が、硬いのなんの!!
まったく歯が立たない。
バランスを崩してリカバリーするも、またバランスを崩す。
3回目には、
「もういいかな?」。
「もう転んじゃおっ、と」。
いつぞやのA宮さんのよう。
6月4日(金)
今日も5時出発。
快晴だったのに、陽が差し込むのを待っている間にどんどん雲が流れてくる。
あきらめて移動。
念のため、御山谷側を覗いてみると、なんと晴れている。
槍まで見える。
槍をバックに滑るシーンを撮影することに。
昨日とはうって変わって雪質もよく、なかなかいい絵が撮れた。
お昼前に、K崎さん、akemi丼、M澤さんが到着して3日間のツアー開始。
ここ数日と同じようにお昼頃から雲が広がり視界が悪くなるが、浄土山へ向かう。
浄土と龍王の間のカールを滑ることにする。
滑り始めた途端、ガスはウソのように晴れた。
ビデオは、カールの下部。
3人がそこに立っているだけでカッコイイ。
夕方からは例によって晴れてくる。
部屋の窓から夕日を撮影。
立っているのはテレマークの望月君のところの生徒さん。
6月5日(土)
立山へ来て初めての悪天候。
あられが降っている。
出発を少し遅らせる。
慣れている劔沢なら少々視界が悪くても大丈夫だと思い出発。
が、称名川へ滑り降りたところで上が見えてきたので、昨日からの予定通り大走りを上がって内蔵助カールへ向かうことにした。
内蔵助カールを覗き込む。
正面は鹿島槍。
内蔵助カールの雪質は、今回の立山で一番。
まるで、パウダーのように滑れる。
akemi丼の滑り。
急な斜面を登り返して、大走りへ戻る。
ここも快適に滑れた。
青空をバックに尾根上から急斜面に飛び込むK崎さん。
akemi丼が急斜面に入ってくるところの一瞬。
あまりにかっこよかったので、ビデオから静止画として取り込んでみた。
スキーのたわみがスゴイ。
4時前には室堂山荘に戻り、ひとっ風呂浴びて生ビール片手に表でくつろぐ。
春スキーならでは。
6月6日(日)
9連戦最終日。
今日も快晴。
一ノ越から雄山へ。
山埼カールを上から滑る。
デブリが気になったので、左手の尾根から入ることに。
ここはなかなかの雪質で気持ちよく滑れた。
望月君のグループや滋賀のT中さんたちなど、ギャラリー!? 多数。
最後を締めくくるのにふさわしい一本となった。