御前谷

天気予報は下り坂ながら、午前中ぐらいは大丈夫そうだ。
8時頃、室堂山荘出発。
今日は赤オニさん一人になったので、一ノ越から雄山に登って、山崎カールを滑ってから一ノ越に戻り、タンボ平を黒部湖まで滑って降りる予定だ。


写真は室堂山荘横の旧室堂。
今年は雪が多く、まだスッポリ埋もれたままだ。


一ノ越まで50分。
そこからスキーを担いで登る。
岩ゴロゴロのガレ場に加え、残った雪は硬く氷結しているので、一歩一歩慎重に登る。
1時間10分で雄山山頂到着。
けっこうくたびれた。


薄曇りながら、槍・穂高、乗鞍、白山、富山湾…、360度の絶景。


山頂も雪が多く、雄山神社の鳥居はご覧のとおり。


今年初めてライチョウを見かけた。


ほぼ一緒に登ってきたアルペンスキーの3人組とスノーボードの女の子は、山埼カールを下ると言う。
が、曇りで気温もあまり上がっていないので、北斜面の山埼カールは硬そうだ。
御山谷に向かって下ることも考えたけど、どうせなら御前谷を滑ってみよう。


滑り出しは優に40度を超える超急斜面だ。


赤オニさんの滑り。なかなか近づいてこないが、その急さ、長さが想像できるだろう。


3000mから滑り出し、2300m付近まで、標高差700mをイッキに滑ることができる。


尾根をひとつ乗っ越すと黒部湖が見えた。

タンボ平側の斜面に出るとここもかなり急で、雪崩の跡も見える。

ロープウェイのちょうど右上あたりを滑って降りてきた。


ロープウェイの駅まで滑り降りて一休み。
さらに林の中を黒部湖まで滑ってフィニッシュ。
標高差1500m、かなり満足度の高い滑降でした。