ドリームチーム

「ドリームチーム バルセロナ五輪 1992」のDVDを見た。
バスケットボールファンならずとも、記憶の糸をたぐれば思い出してもらえるかもしれない。
マジック・ジョンソン、ラリー・バード、マイケル・ジョーダンチャールズ・バークレー、クライド・ドレクスラーらが勢揃いした史上最強の米国代表の記録DVDだ。


見始めたときから、もう目がウルウルしてきた。
この選手達の映像を見るだけで感極まってしまう。


だいたい、試合前に相手の選手がサインを求めに来たり、
試合中にベンチの横で写真を撮ってる、なんてチームが他にあっただろうか。
それも、オリンピックの舞台での話だ。


特典映像として「アメリカ×クロアチア」の決勝戦がフル収録されている。
実況も解説も入ってないのだが、そんなものは必要ない。
パス、ドリブル、シュート、いや走ったり飛んだりしている姿だけで、それがどの選手かわかってしまうからだ。


マジックはどうしてあんなところにパスを出せるのだろう。
ディフェンスの選手が自分のマークマンだけに集中しマジックから目を離した瞬間に、もうパスが通っている。
ラリー・バードは背中の痛みで体調が万全ではなかったにも関わらず、ここ一番決めなくてはいけないシュートは100%入るんじゃないか、と思うほど。
私にとっての「MJ」は、けっしてマイケル・ジャクソンなどではなく、絶対に「マイケル・ジョーダン」だ。


私がもっとも好きなのは、チャールズ・バークレー
198cm、115kgの四角い身体ながら、バツグンのジャンプ力で「空飛ぶ冷蔵庫」と呼ばれた。
ドタドタ走ってるように見えて、信じられないクイックネスでターンしてディフェンスを抜き去る。
ミドルシュートやパスも上手い。
2mに満たない身長にも関わらず、リバウンドはバツグンに強い。
なにより、あのファイティング・スピリッツが素晴らしい。


ドレクスラーの滞空時間の長いジャンプ、ジョン・ストックトンのクレバーなプレーも大好きだ。


ドリームチームの試合には重苦しい空気がまったくない。
歯を食いしばってディフェンスをしているワケじゃないのに、パスの出所には手が出てくるし、
いつの間にか得点が重ねられていって、点差が開いている。


バルセロナ五輪の全試合のVTR、どこかにないかなぁ。
かなうものなら、アメリカ大陸予選の試合も見たい。
誰か情報を知っていたら、ぜひ教えてください。