生まれて初めてカーナビというものを買ってみた。
妻が前々からジャパネットたかたの広告を見て、
サンヨーのminiGORILLAが欲しいと言っていたのだが、
5万円ほどもするので躊躇していたのだ。
妻がカーナビを欲しがるのは、高速のインターで迷うからだという。
上田ICから乗って松本空港へ向かうのに、東京方面へ走ってしまい、
東部湯の丸ICから引き返してきた経歴の持ち主である。
果たして、そんな人にカーナビが役に立つのだろうか?
「トライウイン」というあまり聞いたことのない会社の製品である。
モニタは4.3インチ。
人の車に乗せてもらったときに見るフツーのカーナビよりはかなり小さい。
もちろん、ワンセグなんか見られないし、VICSって言ったっけ?
渋滞情報とかがわかるやつ、そんなものもついてはいない。
まあ、東京や大阪の街中を走る機会もそうそうないので、渋滞情報なんか必要ないし。
カーナビを初めて触るので、普段は読みもしない取説を開いてみた。
初めの何ページかを見ただけで面倒になり、
とりあえず使ってみようと車に乗り込んだ。
電源を入れると、衛星の電波を受信し現在位置を表示する。
このあたりは山で使っている(ここ2年ほどほとんど持ち歩かないが)GPSと同じだ。
現在位置を自宅に設定し、とりあえずオオマツゲレンデを目的地にしてみた。
ウチを出ても「右へ行け」とも「左へ行け」とも言わないので、
まあこんな小さな道だからしょうがないかと思い、フツーに左へ曲がった。
「300m先左方向です」。
「え、左?」。
どうやら、VANの先で左にカーブしている所を言ってるらしい。
その先は右だという。
ま、右と言えば右か。
イナリールのところで右折するはずが、なかなか喋らないのでワザと直進してみた。
わりとすぐに再検索をして案内を始めた。
菅平トヨタのところを左に出て、郵便局を左折、無事オオマツに案内してくれた。
ところが、自宅へ戻ろうとしたら、イナリールを右折しろと言う。
仕方なくさっきと同じ道を通って郵便局まで来たが、案内は信号までまっすぐ。
信号を左折し、菅平小中学校まで連れて行かれた所で
「目的地に近づきました。案内を終了します」。
オイオイ!!
仕方ないので自力で自宅まで帰り(当たり前か)、自宅の設定をし直した。
今度は妻を乗っけてツバクロゲレンデへ。
リフトのところまで来てもまだ右へ行け、と言うので、
意地になって行ったら、いつもレタス切りを手伝ってる正木さんちの畑の中で
「ルートを外れました」。
って、お前の言うとおりに来たんだろ!
もう一度菅平小中学校へ向かってみた。
またしても、菅平トヨタから信号のほうへ導かれる。
それでもまあ、無事到着。
ここから自宅へ帰ろうとしたら、桑田館の先も直進しろ、と。
「およそ2km先を左方向です」。
って、菅平の端っこまで行っちゃうよ。
ま、こんな近い所では誤差も出るのかも知れない。
明日はナビに従って松本駅に向かってみよう。
お迎えの時間に遅刻してもナビのせいだからね。