スネの締め

今年2回目の丸沼。
ほどよい雨!? で滑りやすい。


昼食後、スネの筋肉を締める感覚を確認してから滑りはじめることにする。
ブーツを履いてしまうと、足首の角度がテキトーに固定されるので、
スネの締めを意識する人が少ない。
この感覚がないと、カカトを踏んだときや脚を伸ばしたときに後傾してしまう。
ハイヒールを履いたような感じで前傾しても、ブーツのベロに寄りかかるだけになってしまう。
イスに腰掛けて足指を軽く引き上げる感じで足首の角度を作り、そのまま立ち上がる。
ブーツを履いてもこの時の足首やスネの感じを忘れないで欲しい。


スキーを履いたら、まず止まった状態で確認。
次に直滑降で。
その後は横滑りだ。
斜面を横切るようになると(横滑り、斜滑降、山まわり)、
両足のスネが締まっていないと山足が前に出てX脚になる。


横滑りから、斜め前のカベを身体全体で押すつもりで動いてみる。
脚や手だけを伸ばさない。
姿勢を変えずに身体全体が斜め前に動いていくことが大切だ。


スキーより山側にあった身体は、スキーの真上に来て(この時スキーは斜面に対してフラットになる)
やがてスキーを追い越していく(エッジが切り替わる)。


ビデオはK美さん。

横滑り中、両スネが締まっているので両足が同調している。
切り替えでは谷スキーがしっかりフラットになっている。
山側のスキーを小さく開きだしているが、これは不必要な動き。
身体とスキーの位置関係が入れ替わると、トップが下に向いていく、
ということを身体が実感すれば、なくなっていくだろう。
山足のスネの締めは、身体に染みつくまでよっぽど意識していないと、
すぐに解けてしまうから注意が必要だ。


横滑りを斜滑降にする。
斜め前のカベを身体全体で押すのは同じ。
スキーのトップの向いている方向に進んでいくことを意識する。
身体がスキーより山側にある限り、
自分では斜滑降のつもりでもスキーはサイドカーブによって弧を描いていく。
斜滑降のつもりが山まわりになっていく。

本日はここまで。
脚の曲げ伸ばしは極力使わず(不用意に使うとスネの緊張が解けるので)、
できるだけ小さな動きでエッジを切り替えられるようにしたい。