王監督去る

今朝、読みかけの新聞の上にボタボタと涙を垂らして泣いてしまった。
王監督が今季限りでユニフォームを脱ぐ、というニュースを聞いたからだ。


私はソフトバンクファンではない。
巨人ファンでもなかった。
どちらかと言うと、アンチ野球ファン(そんな言葉があるのかどうか知らないが)である。
大人になってからは、野球中継もほとんど見ない。


そんな私だけど、ONはやっぱり時代なんだと思う。
長嶋さんが病気で倒れ、王さんもまた…。
子供の頃のヒーローが舞台から消えていく。


王と長島、私は王のほうが好きかもしれない。
1年目から華々しく活躍し、ホームラン、打点の二冠、新人王まで獲得した長嶋と違い、入団初年度の王は散々だったらしい。
初めてホームラン王になるまで4年かかった。
監督としても、巨人の終身名誉監督と言われる長嶋に対して、左遷!? のようにしてダイエーホークスへ行った。
しかも福岡へ行った直後は、あまりに弱すぎてファンから卵を投げつけられた、というニュースを覚えている。
それでも王は世界のホームラン王になったし、監督としても世界一になった。


福岡の街角で王監督についてインタビューに答える人を見て、また泣いてしまった。
引き続き、朝原引退のレースを見てまたまた泣いた。
大体涙もろい方だが、最近ますますよく泣くようになったかもしれない。