大日三山と称名滝


山岳地帯に潜むアフガンの兵士


護送中



というのは真っ赤なウソで、週末は大日三山から称名滝へ行ってきた。
台風13号の接近で中止も検討するほどだったが、当日はなんと快晴。
室堂平は紅葉も始まり、絶好のコンディションだった。


室堂乗越から、4月に滑った立山川の斜面を眺めた。
出だしはかなりの急斜面だ。
みんな、あの恐ろしいまでのデブリを思いだしていた。


奥大日へ向かう登山道にはクロマメの実がいっぱいなっていた。
甘酸っぱくてとても美味しい。


奥大日の山頂の手前で突然ガスってきた。
山頂ではなにも見えなかったが、とりあえずお昼にした。
中大日へ向かう途中、ついに雨が降ってきた。

七福園は岩とハイマツのコントラストが美しい。
岩で囲まれた中にナナカマドがいっぱいあった。
真っ赤に色づけば、まるで噴火口のようだろう。
あと1週間か10日後にもう一度来てみたい場所だ。


びしょ濡れになりながら到着した大日小屋は快適だった。
ご飯もとても美味しい。


翌日も雨。
赤オニさんの登山靴が間違われてなくなる(小屋のお兄ちゃんが間違えて履いていった人を走って追いかけてくれたおかげで一件落着)というアクシデントのため、出発が少し遅れたが、荷物をデポして大日岳を往復する。


大日平への下りは、なかなかワイルドな道だった。
このところ、柏原新道のような整備された道ばかり歩いていたので、けっこう新鮮で楽しい。
大日平にはイワショウブ(でした、バード蔦江さん)が咲いていた。


雨で滑りやすい木道を気を遣いながら下ったあとは、再びワイルドな痩せ尾根の下りになった。
途中、先行のグループに追いついて待つ間に左に目をやると称名滝が見えた。
何度かカーブを曲がったら、全貌が見えるようになった。
落差350m、日本一はダテじゃない。


雨にはたたられたけど、下りが急で長くてけっこうくたびれたけど、もう一度歩いてみたい道だった。