鹿島槍へ

13日から爺ヶ岳・鹿島槍へ行ってきた。
初日、集合の大町駅は小雨。
とりあえず今日は稜線まで上がるだけなので暑いよりはマシ、と納得してみるが、明日からの天気が少々心配だ。


3連休ということで、山小屋はメチャ混みだった。
この時期、お花はあまりない。
紅葉にはまだ早い。
山小屋がこんな状態だから、静かな山旅は期待できるはずもない。
せめて劔・立山の雄大な景観だけは見せてあげたい、と思う。


2日目、ガスの中をスタート。
爺ヶ岳中峰ではなにも見えない。
が、ガスはあまり濃くなく、青空が見えそうなので、鹿島槍山頂に期待して先へ進む。
途中、ライチョウの大家族を発見。
9羽ぐらいいた。
子供達もヒナというより若鳥に成長している。
コマクサもかなりくたびれているが、少しだけ残っていた。
ライチョウ・コマクサ、あとはやっぱり景色だ。


ガスが切れ始め、太陽が顔を出す。
西はまだ曇っているが、劔のゴツゴツの岩肌と長治郎雪渓が少しだけ見える。
予定より大分早く鹿島槍南峰に着いた。

自分たちが歩いてきた登山道だけが晴れていて、両側は雲の中。
風もなく穏やかだったので、食事をしながら1時間粘ってみる。
時々雲が切れそうになるが、やっぱりダメ。
諦めて冷池の小屋へ戻る。
チングルマの綿毛がきれいだ。

個人的にはかなり好きなんだけど、やっぱりこれだけじゃなぁ…。
小屋のまわりはいいお天気だったので、昼間っからビール片手に恒例の!? 屋外ミーティング(と言うよりはいつものヨタ話)。


最終日、待望の晴れが来た。
雲海の上のご来光を拝み、朝焼けの鹿島槍をバックに出発した。

立山・劔を右手に見ながら歩く。
爺ヶ岳付近では槍・穂高がよく見えた。


見よ18倍ズームの威力!(先日買ったクールピクスをさっそく持ってきたのでした)

雲海の上に八ヶ岳、富士山、南アルプスも浮かんできた。

左が八ヶ岳、真ん中は富士山、右は南アルプスの甲斐駒、北岳、仙丈。
種池の小屋の近くでは、鹿島槍をバックにカエデの黄葉がきれいだった。

タテヤマリンドウも咲いていた。

お天気に感謝、感謝。