大当たり!!

クライストチャーチは今朝も厚い雲に覆われていた。
山の方の天気予報も午前中は雨か雪。
それでもやっぱり、昨日と同じようにポーターズへ向かった。


ところが、スプリングフィールドという小さな町を過ぎたあたりから雲が切れ始め、NZらしい絵はがきのような風景が目の前に広がってきた。
ポーターズに到着した頃にはピーカンに。
Tバーで上に上がると眼下に見事な雲海が広がっていた。


足慣らしをしてビデオ撮りをしているうちに2本目のTバーが動き出した。
こんなことをしてる場合じゃない、ということで、あわててTバー2に乗り、急斜面を延々とトラバースして「ビッグママ」というコースの途中に出た。
昨日は雨模様だったが、上の方は一応雪だったらしく、新雪が積もっている。
かなり重く滑りにくい雪ではあったが…。
それでもノートラックの広々としたバーン、11月の立山に匹敵するほど深い碧の空。
気持ちよくないはずがない。


反対側の「ブラフフェイス」も滑った。
こちらもなかなか急斜面で滑りごたえがある。


午後からはTバー3も動き出した。
今度は一番上から「ビッグママ」へ。

尾根沿いはノートラックだったので、かなり長い距離を滑ってスキー場の一番下へ回り込んだ。


最後はTバー3の終点から30分ほどハイクして、エリア内のピークまで登った。

外人の(彼らから見れば私たちこそ外人だろうけど)スノーボーダーが一人、前を歩いていた。
頂上で一緒になったら「どこを滑る?」と聞くので、「右側のコースを滑ってスキー場へ戻る」と答えた。
彼は左側のボウルへ飛び込んでいった。
スキー場のずっと下の道まで滑り降りるつもりらしい。
あとはヒッチハイクででも帰るのだろう。
かなり慣れてる感じで、とんでもない急斜面をヘーキで滑り降りていった。
山頂直下は南斜面なので、とても硬い。

変な感じがするが、ここは南半球なのだ。
東から登ったお日様は北をまわって西へ沈む。


今日は大満足の1日だった。
夜はラムとベニスン(鹿肉)を食べにNZ料理の店へ。
英語のメニューと格闘する男性二人と、言葉なんてそこそこでも料理のことはこの人に任せておけば間違いはないSさん。