9パット

時間が経つのはホントに早い。
当たり前といえば当たり前のことだが、日記なんか書いているとあらためてそう思う。
ちょっと油断すると、前の更新からあっという間に2週間も3週間も経ってしまう。
その間確かに、駅伝の本の原稿を書かなくてはならなかったり、関西へ行ったり、山登りの下見をしたり、法事や区議会があったり…、いろんな事をやらなきゃならなかった。
と、まあ、言い訳はこれぐらいにして、そろそろ更新されてるかなぁ、なんてたまにのぞいてみては裏切られ続けていた方、申し訳ありません。


あれはもう10日も前の10月24日。二十四節気では霜降(「そうこう」と読む。牛肉じゃないから「しもふり」ではありません)というだけあって、菅平の最低気温は−5.4℃!!
菅平ゴルフクラブの10月例会があった。
この日の私はどういうワケか、スタートからボギー、パー、パー、パーときて、今年になって初めての絶好調。
迎えたNo.5は100ヤードのショートホール。
私はこのホールが苦手で、ほとんどワンオンしたことがない。
特に、奥の土手やバンカーに突き刺さったり、グリーンからちょっとこぼれて(グリーンが横長でお椀状になってるので、すぐに奥にこぼれる)土手との間の溝のようなところに落ちてしまうと最悪だ。
絶対にオーバーだけはしないと誓って打った第一打は狙い通り(100ヤードを刻むのもなんだかなぁ、とは思いますが、それでも!!)、グリーン手前のラフ。
そこからのアプローチは、可もなく不可もなくながら手前ワンピンぐらい。
ワンパットでパー、悪くてもボギーで上がれるはずだった。


ホールは傾斜の一番きついところに切ってあったので、ショートすると戻ってしまいそうだ。
しっかり打ったファーストパットはわずかに右に外れ、カップの上20cmで止まった、
と思った。
が、ボールはゆっくり動き出し、自分の足下まで戻ってきてしまった。
でも、この時点ではまだ余裕。
次決めればボギーだ。けっして入らない距離ではない。
2パット目、1パット目とほぼ同じコースを通過して、やっぱり同じ所に戻ってきた。
ちょっと熱くなった。
3パット目はちょっと強く50cmぐらいオーバー。
このパットはホールの上で止まった。
4パット目でちょこっと触れただけのボールは無情にもカップを過ぎてどんどん加速し、初めにつけた位置の倍ぐらい遠いところまで転がり落ちた。
5パット目はファーストパットとほぼ同じ軌跡を描いて、また同じ所へ戻ってきた。
もう、ワケわかんない。
マークしてボールを置き直すこともしなくなった。
6パット目も、7パット目も同じ。
永遠に終わらないのでは、という気がしてきた。


結局、9パット。
その間、ショートしたパットは一つもない。
だからといって、行ったり来たりしたのは1回だけだ。
あとは全部オーバーしたパットが元の位置まで戻ってきた。
3パットは日常茶飯事の私でさえ、さすがにこんなことは初めてだった。


パターを買い換えようかとも思ったが、さすがに自重した。
技術がどうこうの問題でないことはわかっている。
ましてや、道具のせいであるはずがない。
頭が悪いというか、性格がダメなのか…。
それでも、さすがにそのままではいられなかったので、パターのグリップを買えた。
とてつもなく太いグリップだ(写真でわかるだろうか?)。
11/1のゴルフではさっそく効果が現れて、3パットが2回だけだった(私的には画期的)。
手首を使わないから方向が狂わないし、余分な力が入らないので手がよく動く。
ま、いいのは最初のうちだけで、そのうち入らなくなるんだろうな。
9パットはないとしても…。