棚上げ

新しい内閣が成立すると、いろんな人が批判を込めて(ッていうか揶揄?)名前をつける。
今回の福田内閣民主党鳩山幹事長は「昔の名前で出ています内閣」。
オイオイ、それって?


若返りを図って、前原さんだの岡田さんだの(もう順番も忘れた)を党首にしたのはいいけれど、小泉人気に対抗できるはずもなく、結局小沢さん、菅さん、鳩山さんをもう一度引っ張り出してきたのは、民主党じゃなかったっけ?


政治家という人たちは、自分のことはまずこっちに置いておいて好き勝手喋れる人種らしい。
我々も、その辺をちゃんと見習わなければならない。
指導者や親には自分を棚上げにして指導する能力が必要だ。
自分ができること、やってきたことだけ教えてれば、選手・子供が指導者や親を越えられるはずがない。


今まで教えてきたことと少々違っても、理詰めで関連づけようなんてしないほうがいい。
「スキーに正対してターンの後半までしっかりスキーを引っぱっていけ、って言ってたじゃないですか」だの、
「昔は、ターンの切り換えは山足の小指側から親指側に返すんだ、って教わりましたよ」なんて言われても、某団体関係の人たちのように
「今年は中央研修会でこう言っていたから」で済ましてしまうのがいい。
「権威」というのは、ときにありがたいものだ。


もっともそういう後ろ盾のない私は、なにを聞かれても


そんなの関係ない!
ハイ、オッパッピー!


小島よしおには、ぜひ春まで持ちこたえていただきたい。
彼のノリでレッスンできたら、こんなにラクなことはない。