妙高山下見

昨日行くはずだった妙高山の下見だが、夜中から朝方にかけての雨のあまりの激しさにメゲて、今日に延期した。
ところが昨日は長野で飲み会があり、寝たのは2時半。
5時起床だから2時間半の睡眠。
目が覚めてもまだ酔ってるような感じで、何度やめようと思ったことか。
それでも、6時前にはなんとか出発した。


燕温泉から歩き出したのだが、天気は快晴。
目の前に目指す妙高山がそびえている。
が、酔ってるせいかいきなり道を間違え、燕温泉の源泉のほうへ行ってしまった。
写真の滝は、通常のコースを歩いていると目の前で見ることはできない。
この滝の手前で、道が完全になくなってしまったので、仕方なく引き返すことに。
ウメバチソウの群落も、と言いたいところだが、こちらのほうは正しいコースにもいっぱい咲いていた。
遅れた分を取り返すべく、先を急ぐ。
二日酔いでも下見に来ておいてよかった。


赤倉温泉の源泉を過ぎ、しばらく行くと、なかなか立派な滝が間近に見える。
二段になっていて、下が光明滝、上が称明滝だ。
段差の大きな登りが続き、息は苦しくないが、太ももはけっこうキツい。
歩き出して3時間半ほどでクサリ場に出た。
が、ここはステップがちゃんと切られており、なんの問題もない。
最後の岩場も溶岩のようなゴツゴツした石で、濡れていてもあまり滑りそうもなく一安心だ。
頂上には、巨大な奇岩がゴロゴロしている。
火打、焼山方面がよく見える。
手前は3月にみんなで苦労して滑った(登った)三田原山だ。


下りはゴンドラを使ってラクをしようと、新赤倉方面へ下った。
が、このルートは斜度は緩いものの、けっこう距離があった。
ほとんど樹林帯の中で展望はない。
が、冬に赤倉から前山方面へ上るルートだというので、我慢して歩く。
が、結局はこれが大失敗。
新赤倉へ降りたものの、燕温泉へ戻る周遊バスは日に3本しかなく、2時間近く待たなきゃならない。
タクシーを探したけど見つからないので、結局燕温泉へ向かってトボトボと歩き始めた。
地図で見ると、ゴンドラの頂上駅と同じぐらいの高さじゃないか!!
1000円も払って降りてきたのに、その分ゲレンデの中の道路を歩いて登り返すハメになるとは…。
40〜50分歩いていい加減イヤになった頃、軽トラが通りかかって荷台に載せてもらった。
助かった!
あのまま歩いていたのでは、まだ1時間以上かかったことだろう。
燕温泉の旅館のご主人だという。
名刺をいただいたが泊まることはできないので、お礼かたがた日帰り入浴してきた。


帰りに斑尾山の登山口を確かめるために野尻湖に寄った。
夕暮の野尻湖と黒姫山がきれいだったので、とりあえず1枚。
なかなか長い1日だった。