お気楽山スキーのはずが…

昨日は山頂付近悪天候のためバスが運休で、一の瀬園地でお弁当を食べたり、坂巻温泉に浸かったり、ル・コパンでパンを食べたりとウダウダ過ごした。


本日は、気温は低く山頂付近の雲は取れていないものの、天気予報では天気が回復することは間違いない。
が、肝心のバスが岐阜県側の畳平行きだけでなく、長野県側の位ヶ原行きも運休らしい。
仕方がないので、覚悟を決めて三本滝から登ることにする。
登り5時間、昨日のウダウダとの落差が大きい。
畳平までバスで行ってラクラク山頂へ、帰りは位ヶ原まで滑ってきて、あとのつまらないところはバスで下るという、甘い目論見はもろくも崩れ去った。
せっかく昨日のうちに三本滝に車を置いておいたのに…。


まったく雪のないスキー場の斜面を見上げるだけでメゲそうになるが、気持ちをムリヤリ奮い立たせて登る。
夏の大雪渓の下(ツアーコースの入り口あたり)まで約3時間、おいちゃん?さんリタイア。
ここから先だけが滑って面白いところなのに…。
ホントに申し訳ない。


昼食を食べ、残り5人で登り続ける。
昨年よりかなり雪が多い。
摩利支天から肩の小屋への斜面も、ほとんどハイマツが出ていない。
ほとんどすべての人が、肩の小屋から剣が峰を目指して登っていくので、我々は大日岳を目指した。
予想よりも早く鞍部に着いたので、予定を変更して剣が峰へ向かう。


14時過ぎ、頂上の50m下あたりから滑降開始。
こちら側の斜面は、まったくシュプールがないので快適そのものだ。
昨日から今朝にかけて降った雪も、3000mの標高のおかげで、とても5月中旬の雪とは思えないほどよく滑る。

途中、雲の間から穂高や槍が顔を見せた。
ビデオを撮ったり写真を撮ったりしながら、約30分かけておいちゃん?さんの待つツアーコース入り口まで滑り降りた。
見上げると、肩の小屋側はシュプールだらけで荒れまくり、大日岳側は我々のシュプールだけ。
我ながら、いいコースを滑ってきたもんだと満足する。
2時間以上も待っていてくれたおいちゃん?さんに感謝。
別れるとき風が強かったので、ツェルトを渡していったが、コーヒーやおやつも置いていけばよかった。
気配りなくて、ホントにごめんなさい。


ツアーコースをどんどん下り、スキー場のすぐ上の短い急斜面も、なんとかスキーを履いたまま横滑りで降りられた。
が、最後は足下がグジョグジョのヤブ漕ぎ。
15:30過ぎにようやく帰り着いた。
今日もけっこうハードな1日だった。