奥の雪道

東北漫遊初日。
ビジネスホテルの窓から岩手山がドーン。
岩手山はデカイ。別名「南部片富士」と言うらしい。
11時まで時間をつぶし、盛岡駅近くで冷麺を食べた。
用心して中辛を頼んだが、もっと辛くても大丈夫そうだ。
麺はコシが強く美味い。
今日はスキーはoffにして、田沢湖から乳頭温泉へ向かう。


朝はあんなに晴れていたのに突然の雨。
峠にさしかかると雪に変わった。
乳頭温泉のかの有名な「鶴の湯」へ行った。
雪のおかげで風情が増し、いい雰囲気だ。
二つの内風呂に入り、もちろん混浴の露天風呂にも入った。
おいちゃんⅡさんは、頭に雪が降りかかって冷たいと言ってすぐに上がってしまったが、髪の毛がいっぱいある私はヘーキだったので、いつまでも入っていた。
温泉のはしごをする気にはならなかったが、乳頭温泉の他の宿の方へも車で行ってみた。
峠の上にスキー場があり、営業はしていなかったが、新雪が積もっていい感じだ。
シールをつけて登ればパウダーを堪能できると思ったが、おいちゃんⅡさんもいることだし、今日はヤメにしておこう。


やっぱり、じゃじゃ麺を食べたくなったので、もう一度盛岡へ戻る。
特製の味噌をうどんにまぶし、すり下ろしたニンニクと自家製のラー油、酢をかける。
これがなかなかイケる。
食べ終わってから生卵を割ってかき混ぜ店員さんに渡すと、スープをかけもう一度味噌を載せてくれる。チータンタン(卵スープ)の出来上がり。
個人的にはここにもう一度麺を入れたり、ご飯にかけて食べたかった。


また盛岡で泊まるのもなんなので、再び東北自動車道を北上して八幡平へ向かう。
効率の悪いことこの上ないが、「漫遊」に効率など求めてはいけない。
八幡平スキー場まで上がってみたが、スキー場の宿は営業していないようだ。
八幡平リゾートまで下り、ホテルを探す。
1軒断られ、八幡平ハイツというちょっと高そうなホテルをダメもとで尋ねてみた。
1泊朝食付きで6500円と言うので即決。
準備された部屋は、なんと超広々とした和洋室、しかも檜の内風呂付きだ!
冷麺、雪の乳頭温泉じゃじゃ麺、格安高級ホテル…、東北漫遊はいい旅になりそうだ。