三田原山下見

週末の「ゲレンデガイだド」(ゲレンデ外を滑るプログラム。「ガイドだ」ではない)の下見のために、妙高三田原山へ行ってきた。


杉の原スキー場のゴンドラとクワッドリフトを乗り継いで1850mまで行ける。
シールをつけて9:40頃出発。
すぐに沢を渡るが雪崩の心配はナシ。
快晴、無風で、ダケカンバ、ブナの間を快適に登る。
が、南斜面のため、雪がガサガサしている。
滑る方は、あまり気持ちよくなさそうだ。


約1時間で稜線に出た。
妙高山が目の前にドンと現れた。
左手には真っ白な火打山と焼山が並んでいる。
カルデラに滑り込む斜面は北斜面のため、24日に降った雪がいい状態のまま残っている。
シュプールもあまりない。
前に来たときは、登り返しが大変そうだったので滑らなかったのだ。
妙高山の裾を巻きながら前山のほうに出るコースもあるのだが、行ったことがないのでパス。
南地獄谷の煙がもうもうとしてるのが見えるので、危うきには近寄らずだ。


が、今日は登り返しの覚悟をして滑り込むことにした(ここだって雪崩の危険はあるわけで、誰が君子!?)。
できるだけ斜面がよく、長い距離を滑れるように、稜線を奥に歩いて、雪庇の切れ目からドロップイン。
早く滑りたくて、上から見た斜面の写真を撮り忘れた。
ヒザ下で深くはないが、雪質はよく気持ちいい!!
「下見」と言いながら、
御馳走様でした。


一人で行ったので滑りの写真はない。
斜面に残したシュプールだけどうぞ。


登り返しはやはり大変だった。
斜面が急な上に(滑って気持ちいいのだから仕方がないが…)、積もっている雪が薄いところもあり、シールで斜登行しにくい。
ツボ足になったり、またスキーを履いたりしながら、たっぷり1時間以上かかった。


稜線へ戻り、本来の三田原山の斜面を降りる。
上の方にはオープンスロープもあるのだが、雪質が悪い上にシュプールだらけで荒れまくっていたので、できるだけブナの林の中を選んで滑った。
すっかり春雪で重かったが、それなりに楽しく滑れた。
途中、スキーの音に驚いたウサギが飛び出してきた。
下の方は林が濃くなるので、できるだけスペースのあるところをよって滑っていたら、笹ヶ峰よりに出過ぎて、またシールをつけて林道を歩くハメに。
カルデラに滑り込んだせいで、けっこうくたびれたけど、思ったより楽しく滑れた。