逆ハの字

1週間ぶりの更新になった。
ことの発端は先週日曜日の夜8時頃。
携帯が鳴ったので出てみると、近くのホテルからだった。
「明日、イントラ2人手配できない?」


学校からの要請でウチに頼むはずだったレッスンの手配を、
宿舎は旅行社が、旅行社は宿舎がやっているものだと思って、
そのままになっていたらしいのだ。
聞けば、その学校は昨年一昨年とウチでレッスンしたところ。
生徒はもう菅平に到着している。
その子達にレッスンをしないわけにはいかない。
が、このスキー修学旅行真っ盛りの時期に、今日言って明日にイントラが手配できるはずもない。
とりあえず、月曜日1日はスノークエストの福井センセに頼み、私と2人でやることにした。
だから、トーゼン、根子岳のパウダーなんてナシ。
ちなみに、月曜日は1日どピーカンだったことを付け加えておきたい。


火曜日はその子達にレッスンをしながら、VANスクエアで始まるレッスンの開校式や打合せ。
水曜日は、VANスクエアのほうの学校で、ちょっと進度の遅い子のレッスン。
午後からはダボスのホテルで始まるレッスンの開校式をやり、戻ってきてオオマツで閉校式。
木曜日はダボスの方の学校の障害を持った子のレッスン。
この子はショック症状を起こして気を失ってしまうことがあるために、リフトに乗せることができない。
歩いて上り下りしながらゆっくりレッスンを進めた後は、車で奥ダボスまで運んでダボスまで滑らせ、私だけ車を取りに戻ることにした。
金曜日も同じ子のレッスン。
昨日と同じように車で奥ダボスに連れて行き、「先生がブーツを履く間、昨日と同じところまで行って待ってて」と指示したら、なんと自分でスキーを履いて待っていた。
ちょっと感動した。
お昼に閉校式を終わらせた後、半日は3歳児のレッスンだ。
以前は教室に来てくれていたんだけど、ここ数年ご無沙汰だった人が、2児の母として戻ってきて!? くれた。
3歳ということで、リフト乗り場ではお母さんのストックを握ったままだったので、お母さんと離れるときに泣くかなって思ったけど、リフトを降りて私が滑り出すと、なんとすんなりついてきてくれた。
元気な子で、奥ダボスのウェーブをニコニコしながら滑ってきた。
この5日間で、もっとも楽!? なレッスンだったかも知れない。


結局この1週間、スキーはずっと履いていたものの、ほとんど前向きには滑っていない。
初心者のレッスンであっても、2日もやれば最低限センセも前向きのプルークで滑りながらワンライン(トレーン)ができるようになるものだけど…。
週末を挟んで「逆ハの字」週間はしばらく続きそうだ。