正倉院展

jukuchou2006-10-25

四国から帰った後、奈良に3泊した。
ちょうど正倉院展が始まったので、行ってきた。
別に、急に文化的になったわけではないが、
小学校のときは学校から毎年行っていたので、ちょっと懐かしくなって…。


入場制限もあるという話だったが、平日朝9時に行くとすんなり入れ、わりとゆっくり見ることができた。
聖武天皇の肘掛けは、なんとなく昔見た覚えがある。
と言っても、後にポスターかんなかで見たのかも知れない。


赤銅の香炉や合子(ごうす:塔の形をした蓋が付いた入れ物)の色がとてもきれいだった。
革靴もあって、今のスリッポンのようだった。
昔は草履やゲタばかり履いていたわけじゃなかったんだね。


いろんな古文書も展示してあって、宝物よりもこちらの方に興味をそそられた。
当時の戸籍には、妻は44才の誰々で、息子が4人、娘が6人いたが、そのうち3人は前妻の子だったとか、
山背の国の某は越前国へ逃亡したなどと書いてある。
また、いろんな書状を集めて貼り付けてある紙には、未払いの給料をよこせとか、写経場へ就職させてくれとか、
税金未納は病気のためという言い訳とか、庶民の生活をうかがわせるようなものがあってなかなか面白かった。
皆さんもぜひ一度、どうぞ。