米屋のはずなのに…

昨夜の宿泊は「坂出国際ホテル」。
フロントにはおばちゃん(と言うよりおばあちゃん)がひとり、
その奥の部屋では、おじさんが二人でギターを弾いている、
という、なかなかあり得ないシチュエーション。
あのフロントのおばちゃんが英語やフランス語を話せるとは思えないのだが、
どこから「国際」という名が出てきたのだろう。


讃岐うどんツアー2日目。
朝食から「うどん」のはずが、コーヒーを飲みに立ち寄った喫茶店のモーニングセットが美味そうだったので、
1件目予定の「なかむら」をパス。「谷川米穀店」へ向かう。
11時開店ということなので、10時半目標に走った。
突然、目の前に長蛇の列が現れた。
なんの変哲もない民家から、坂道を上り、橋を渡り、角を曲がって、さらに別の橋の上まで。
とりあえず、その列に並ぶ。
 

約30分経過、11時前に太めのおばちゃんが大きな黄色いウチワを担いでひょこひょこと現れ、列の最後尾に向かった。
そのウチワには「本日終了しました」の文字が。
オイオイ、今日は日曜日で少し早めに店を開けてくれたようだが、
まだ本来の開店時間になってないぞ。
讃岐うどん、恐るべし。谷川米穀店、恐るべし。


が、そのおばちゃんが列の最後尾に行ってくれたことで、我々はホッと胸をなで下ろした。
列に並んでる人は、みんな同じ思いだったと思う。
約50分並んで、ようやく店に入る。
店と言っても、表の看板はご覧の通り。


「冷たい小」を注文して、生醤油をかけ青唐辛子漬をちょこっと載せて食べた。
これはイケます。
かなりグレード高い。
50分も並んで、運良く終了の前に食べられた、という思いを差し引いても、純粋に美味い。
1軒でお代わりはなし、という事前の約束事をさっそく破り、「熱い小に卵」を再注文。
生卵を割った上に熱いうどんの玉を載せてくれるので、やっぱり生醤油で食べる。
これも最高。満足、満足。

(食べているシーンにはいつも同じ人が登場しますが、特に深い意味はありません)


その後、「やまうちうどん」(発見しただけで感動がある、と言われるほど、へんぴな場所にある)、
赤坂製麺所(ネギをハサミで切ってくれるおばちゃんがやたらおもろい。広告やカレンダーの裏に書いてガムテープで貼ってある注意書きは、まるで落書き)をまわってギブアップ。
昨年行って、超感動し今年の讃岐うどんツアー発案のキッカケになった宮川製麺所は日曜日定休で行けなかったのが残念だが、ま、合格点の70点ってとこか。


本日のうどん代、3軒でしめて800円!!
ごちそうさまでした。